< 目次 >
・Twitter広告はターゲット設定できるのか?!
・Twitter広告のメリット!
・Twitter広告の設定の流れ
・Twitter広告のターゲット設定は9つ
・WEBサイトにタグの設置:コンバージョントラッキングとは?!
・まとめ:趣味趣向とキーワードで潜在的ファンにリーチしよう!

下記のシリーズのブログ記事も合わせてご覧ください。
関連記事: Twitter広告でさらに拡散!基本とTwitterカード事例

Twitter広告の選択項目リスト:キャンペーンの種類(掲載場所)、キャンペーンの目的(広告の目的)、ターゲット設定(ターゲティング)※Twitterでは広告をキャンペーンといいます。

SNSの中でも拡散力のあるTwitter広告では、3種類の掲載場所(プロモツイート、プロモトレンド、プロモアカウント)と、広告の目的を7項目の中から選定します。 さらに、ターゲットの設定があります。

今回は、SNS担当者の方がターゲティングできるように、Twitter広告の9つのターゲット項目がどのような内容なのかを確認したいと思います。

3種類の掲載場所(プロモツイート、プロモトレンド、プロモアカウント)や企業アカウントの広告事例については、下記ブログをご覧ください。
※関連ブログ記事
Twitter広告でさらに拡散!基本とTwitterカード事例 

Twitter広告はターゲット設定できるのか?!

匿名性が高いTwitterでは、ターゲット設定が不自由ではないか?!と思われる方が多いかもしれませんが、実はTwitterだからこそ本音や思考が表れており、ユーザーがフォローしているアカウントや、投稿内容、エンゲージメントをベースに多様なターゲット設定が可能です。

Twitter広告のメリット!

ユーザー層

10代~40代のホンネと趣味趣向が飛び交うプラットフォーム

2017年TwitterJapan社のツイートで、日本国内の月間利用者数が4,500万を超えたと公表され、 日本国内でのアクティブユーザー数は着実に伸びています。

ユーザー層については、総務省情報通信政策研究所による平成29年公表データによると、 Twitterユーザーは10代~20代をメイン層に加え、各30代、40代にも約25%以上のユーザーがいることが分かります。

データの補足をすると、アンケート調査対象者の人数は30代・40代が多いため、実は大人世代30代~40代のユーザーもTwitterは確保していることが垣間見ることができます。

※参考:Twitter Japan
@TwitterJP  2017年10月27日ツイートより

※参考:情報通信政策研究所
平成30年7月27日 「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表

拡散力(2次拡散)

ユーザーのフォロワーへ更に拡散

SNS全般に言えることですが、SNS広告は拡散力があります。
特に、Twitterは匿名でアカウント登録しているユーザーが多いので、気軽に「いいね」などのリアクション(エンゲージメント)が得やすく、また、興味を持った投稿をリツイートすることも文化も定着しているため、各ユーザーから、そのユーザーのフォロワーへ拡散するチャンスが、他SNSよりも多いのも特徴です。

2次拡散には広告費が不要

広告がリーチしたユーザーのフォロワーのエンゲージメントには広告費は発生しない。

広告を観た一般ユーザーが、貴社の広告をリツイートした場合、そのリツイートは通常の投稿(オーガニック投稿)という扱いになり2次拡散以降のリアクション(エンゲージメント)には広告費用が発生しません。

Twitter広告の拡散イメージ

競合ファン(フォロワー)へアプローチ

類似したサービスや商品の公式アカウントをフォローしているユーザーをターゲット設定できる。

後ほど説明しますが、ターゲット設定で「フォロワーターゲット」を選択すると、競合アカウントのユーザーに広告がリーチすることができます。興味関心が近いため貴社アカウントにも関心を寄せてもらえるチャンスが多くなります。

ここまでで、ある一定の現役世代へ向けて、Twitter広告で貴社アカウントの認知・拡散が狙えることが分かりました。

Twitter広告の設定の流れ

設定画面の流れでいうと、下記の通りステップがあります。 今回はターゲット設定に内容を絞るため途中の詳細な設定は省略しております。

※引用:Twitterビジネス
Twitter広告スターターガイドより

▼広告キャペーンの目的を設定

※関連ブログ:Twitter広告でさらに拡散!基本とTwitterカード事例

Twitter広告設定画面:最初の「キャンペーン目的」選択画面
Twitter広告設定画面:最初の「キャンペーン目的」選択画面

画面遷移:下へつづく

▼広告キャンペーン詳細の設定
画面遷移:下へつづく

▼広告部グループの作成
画面遷移:下へつづく

▼クリエイティブの作成・選択
画面遷移:下へつづく

▼ターゲット設定

 

Twitter広告設定画面:ターゲット設定画面
Twitter広告設定画面イメージ:ターゲット設定エリア

 

Twitter広告のターゲット設定は9つ

Twitterの広告管理画面で、設定画面の上部に
「詳細 > クリエイティブ > ターゲティング > レビューして完了」と設定ステップが表示されます。

Twitter広告設定画面:メニューエリアイメージ

ターゲットは3つ目のステップ、「ターゲティング」で設定することになります。

Twitterのターゲット設定には下記9つあります。
貴社の商材や公式アカウントのマーケティングフェーズにもよりますが、 Twitter広告のファーストステップとしては、「フォロワーターゲティング」と「キーワードターゲティング」を活用することをお勧めします。

ではTwitter広告でターゲット可能な設定を確認してまいりましょう。

1:地域ターゲティング

国(海外)、日本全国、地域(関東、関西など)、都道府県を選択して広告配信は可能です。
貴社サービスエリアや、注力地域に特化したターゲティングが必要な場合にお勧めです。また、Twitterでは世界の200を超えるエリアでの地域設定が出来るため、海外に向けてSNSで情報を配信するにもお勧めのターゲット設定です。
※配信可能な地域をすべてターゲットも選択することは可能です。

2:性別ターゲティング

Twitterユーザーがプロフィールに登録している性別や、アカウントの類似性をベースに性別情報を採取しているようです。こちらでは全ての人・男性・女性に広告配信が可能です。

3:言語ターゲティング

上記の地域ターゲティングと同様に、言語が設定できるもの興味深いところです。
例えば、英語で作成した広告を、英語を公用語としているシンガポールに向けて広告配信することも可能です。

※参考:Twitter Business
地域ターゲティングと言語ターゲティング

4:端末ターゲティング

Twitterのユーザーの多くはスマートフォンで利用していますが、貴社アカウントの潜在的ファンを想定し、端末ごとにターゲティングすることもお勧めです。
この設定ではPCやノートPC、スマートフォンやタブレットも選択が可能です。

新作アプリであれば公開順に、利用端末でAndroidユーザーと、iOSユーザーに分けて広告配信をすることが可能です。またアプリであれば、アプリダウンロードに直結する可能性が低くなるPCでは掲出しないというふうに設定も商材によって工夫が必要です。

5:キーワードターゲティング

匿名アカウント登録ができるTwitterだからこそ、ユーザーはクチコミ、イベント、要望などを、本音で投稿されている傾向にあります。
その貴社商材に関連するキーワードを投稿したり、検索しているユーザーに対して広告を掲出することが可能になります。 その際、ターゲット層が、Twitter上でどのようなキーワードでアクションを起こしているかを想定することがポイントになります。

6:フォロワーターゲティング

Twitter独自のターゲット設定といえるのが、このフォロワーターゲティングです。
自社商材や、自社のアカウントに類似している他のアカウントのフォロワーに広告を掲出する設定です。 どのようなアカウントのフォロワーに向けて広告を配信するかがポイントになります。

競合他社、関連商材、潜在的ファンが注目しているメディア系アカウント、インフルエンサーのアカウントなど、自社のターゲット層が存在する他のアカウントを想定することがポイントです。
注意点はフォロワー数ではなく、自社アカウントのターゲット層が存在するかどうかです。

7:インタレストターゲティング

ユーザーによる投稿の内容から、各ユーザーの興味関心(インタレスト)を推定しカテゴリー分けされて、ビジネス、教育、読書、美容、スポーツなど25ジャンルから選択でき、さらに350のサブトピックが選べるため、貴社アカウントの広告を多種多様な角度の層へリーチを狙うことができます。

8:行動ターゲティング

Twitter以外での行動を情報をもとに、ECサイトでの買い物やNPO団体への寄付など、ライフスタイルによるターゲティングになります。 現在、アメリカ(北米)とイギリスのみ利用可能だそうです。

引用: Twitterビジネスより
Twitterパートナーから情報を得て、ユーザーがオンラインやオフラインでどのように行動しているかに基づいて、適切なオーディエンスに広告を表示します。
※参考:Twitterヘルプセンター
Twitterのビジネスパートナーとの利用者のデータの共有

9:テイラードオーディエンスターゲティング

貴社のメールマガジンなどで所有しているアドレスデータ(リスト)をアップロードし利用したり、貴社のWebサイトにタグをあらかじめ設定し訪問者のデータを収集しターゲットとして活用します。

 

WEBサイトにタグの設置:コンバージョントラッキングとは?!

Twitter広告の目的で「ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン」を選択している企業アカウントであれば、ぜひWebサイトに設定していただきたいのがトラッキングコードです。

Twitter広告で自社WEBサイトへ誘導した場合、ユーザーが広告を経由してWebサイトへアクセスしたかを効果測定するには、そのWebサイトに「タグ」を設定すると、Twitterアナリティクスに測定データが反映されます。

コンバージョントラッキングのイメージ図

詳細な設定方法は省略いたしますが、ユーザーの回遊を計測するためには、前もってトラッキングコードをWebサイトに設置する必要があります。
トラッキングコードは20個以上発行が可能です。

< 大まかな作業内容 >
(1)トラッキングコードの発行はTwitter広告管理画面の「ツール」メニューの「コンバージョン」を選択し、「ウェブサイトタグを新規作成」をクリックするとコードが表示されます。

(2)生成したタグはWebサイトのソースに設定します。</body>前に設定してください。

(3)Webサイトの設定が終わったら、Twitter広告管理画面に戻り「コンバージョンイベント」作成設定します。

※参考:Twitterビジネス
ウェブサイトのコンバージョントラッキング

まとめ:趣味趣向とキーワードで潜在的ファンにリーチしよう!

今回はTwitter広告のターゲット内容を確認してまいりました。
Twitterは本音が飛び交うプラットフォームだからこそ、趣味趣向とキーワードでターゲット設定ができること、また、日本から海外をエリア指定できることも興味深い点でした。

ポイントは「フォロワーターゲティング」と「キーワードターゲティング」を何にするか?ということです。

SNS担当者は、競合他社の公式アカウントの有無や、自社商材に関係するキーワードをどうするかなど明確にしてから、広告設定画面に向かうことをお勧めします。

また、補足ではありますが、Twitter広告はクレジットカード払いのため、SNS担当者の方は前もって社内で申請するなどを、タスクの一つとしてぜひ加えておいてください。

その他、Twitterの広告アカウント(広告利用する個人または企業アカウント)は複数名で運用が可能です。権限を付与して広告だけSNS運用代行会社へ依頼すことも可能ということです。

 

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