訪日外国人(インバウンド)についての情報を多く耳にしますが、日本に中長期間滞在し生活をする外国人についての情報は少なく、かつどのくらいの人数が生活してるのかさえ知らない状況を踏まえ、 今回は彼らに向けた情報がSNSで発信されているのかどうかも含めて現状を確認したいと思います。また、どのような分野でSNSを活用すると便利なのか提案できればと思っております。

※このブログ記事では、仕事や留学のために日本で生活をスタートした外国人の方々について触れておりますことをご了承ください。

訪日と在留外国人の違いと伸び

海外から日本に90日以内での滞在は訪日外国人(インバウンド)とされています。
旅行者の伸びはもちろんですが、日本に留学したりビジネスで駐在される方々も増えていることを、たまに報道されますが、どのぐらいの伸びなのか確認してまいりましょう。

訪日外国人:2017年は2,800万人以上

昨年2017年の訪日外国人は28,691,073人で、年々20%強のペースで伸びているようです。

※出典:「日本政府観光局(JNTO)」
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/

在留外国人:2017年は230万人以上

昨年2017年の在留外国人数は238万2,822人で、内訳では中長期在留者数は204万3,872人、特別永住者数は33万8,950人となっており、前年末に比べ6.7%の増加(15万633人)は過去最高とのことです。 もはや政令指定都市クラスの人口となる外国人の方々が日本で生活されていることになります。

※出典:平成28年末現在における在留外国人数について(確定値)
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri04_00065.html

※出典:総務省、指定都市一覧
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/bunken/shitei_toshi-ichiran.html

歴史あるフリーペーパー系

上段のとおり多くの外国人の方々が日本に中長期滞在しているその背景は様々で、日本語の情報を読み取るのが苦手な方や、これから日本語を勉強する方も多く、筆者の気になるところは彼らは生活情報をどのようにして得ているのかという点です。
公共機関の情報や、フリーペーパー系から見てまいりましょう。

Tokyo Weekender(トウキョウ・ウィークエンダー)(英語)

Webサイトはこちら
1970年代から創刊された歴史ある雑誌で、Webサイトではおしゃれなライフスタイル情報や文化交流、イベント情報まで網羅されている。 SNSは各種アカウントを開設しており(Facebook、Instagram、Pinterest、Twitter、YouTube)、それぞれSNSの特徴を活かした投稿がされ、Webサイトへリンクし誘導している。

Twitter投稿例:Tokyo Weekender<@Tokyo_Weekender>
Twitter事例:Tokyo Weekenderの投稿イメージ

WAttention(英語)

Webサイトはこちら
フリーペーパーのWAttention(和テンション)。バックナンバーが閲覧できるようになっておりWebサイトのコンテンツは充実している。もちろん観光・文化情報は日本人にも閲覧してほしいほど充実。 やはりSNSは各種アカウントを開設しており(Facebook、Google+、Pinterest、tumblr、Twitter)、SNSの投稿ではWebサイトのコンテンツを紹介しリンク誘導している。

Facebook投稿例:WAttention<@Wattention>
Facebook事例:WAttention(和テンション)投稿イメージ

游日本(暢遊(ちんゆう)日本)(中国語)

Webサイトはこちら
中国語圏の方々向けのフリーガイドでアプリもあり、グルメや日本の経済面、文化面の雑学コンテンツもあり、盛りだくさんのWebサイトである。 中国語圏ということもありSNSは、Facebook、Instagramの他にLINE、WeChatやweiboの公式アカウントがあり、まさにターゲットにあったSNS運用を展開している。

Instagram:畅游日本 <hangyou_japan>
Instagram事例:游日本(暢遊(ちんゆう)日本)投稿イメージ

公共機関

外国語で運用しているSNSを公共機関で確認すると、英語が多く多言語運用はWebサイトのみ状況のようです。

東京都_政策企画局

Twitterアカウント、Tokyo Gov(@Tokyo_gov)(英語)

Twitter投稿例:Tokyo Gov(@Tokyo_gov)(英語)(1)
生活・文化情報や、環境保護のための施策からオリンピックとTwitterで拡散を狙って、しっかりと運用されている。
Twitter事例:Tokyo Gov東京都制作企画局の投稿イメージ 

Twitter投稿例:Tokyo Gov(@Tokyo_gov)(英語)(2)
災害の備えについての投稿。英語のみの投稿のため、英語圏外の在留外国人には伝わりにくい可能性がある。
Twitter事例:Tokyo Gov東京都政策企画局投稿イメージ

おおさか防災ネット(大阪府)

Twitterアカウント、@osaka_bousai

Twitter投稿例:おおさか防災ネット(大阪府)
災害情報については短期間での投稿のため他言語対応は難しい様子。
Twitter事例:おおさか防災ネット(大阪府)投稿イメージ

情報ソースから見る日本の生活情報は、

フリーペーパー系、公共機関系、それぞれ基本的には観光・文化情報が中心のようです。 重要な災害時の情報については、英語での投稿ですら大変だという状況が伺えます。在留外国人の方々にとってはWebサイトでさえ情報を得るには厳しい状況にあるようです。
日本国内で生活している外国人には観光情報は不要で、むしろ生活の基盤となるインフラ情報が必要なはずですが、それらの情報を得るにはSNSはもちろんWebでサイトでさえは難しい状況だということが分かりました。

SNSでは在留外国人に向けた生活情報を検索できない?!

在留外国人の方々は日本語を勉強する、もしくは日本語を理解していることが求められているため、彼らをターゲットにした多言語対応された生活情報はSNSでは発信はされていない状況です。 公共機関であってもWebサイトすら多言語運用していない場合も多く、日本での生活をスタートさせるには大変な状態が想像できます。

これからSNSによる情報発信を期待したい分野

住宅情報

シェアルームなどの個人間での情報交換はあるが、安心できる企業レベルでの空き部屋情報がWebサイトはもちろん、SNSでも見当たらない。 留学生ターゲットの寮やアパートは入居手続きなど定期的にSNSで投稿することで、来日計画中の準備段階のユーザーに優位になる可能性が高い。

アルバイト情報

雇用ということでWebサイトのバイト情報などは難しい日本語が多く、在留外国人にとっては不安を感じる可能性がある。 募集している就業先で必要としている言語での情報発信はバイリンガルとの接点となり、求める人材の流入強化となる。

携帯電話サービス

生活に必需品となっている携帯電話、simカードの情報など企業からの公式情報が求められている。

銀行

ATMの使い方や手数料の詳細や口座の作り方など、必要とする人が多いこの分野での外国語での情報発信は必須。

気象情報

各自治体によってはガイドブックをPDFファイルでWebサイトから配布してるが、異常気象と言われる昨今、災害レベルにもよるが最新情報の配信は外せない状況。

まとめ:SNS運用の提案!「英語」と「やさしい日本語」で投稿

政令指定都市クラスの人口数となった在留外国人の方々をターゲットとした情報を発信することは、SNSで公式アカウントとして接点を得られるチャンスに繋がります。
ここで問題になるのは、すべての言語での運用は費用面・リソース面で難しいことです。 日本語の入り口にいる彼らには、小学生に伝える様な「やさしい日本語」での情報が必要なのです。 そこで筆者が考えるのは、まず最初に「英語」で投稿し、同じ内容を「やさしい日本語」で投稿することで対応ができると思います。

参考にしたい「やさいい日本語」情報 NHK NEWS WEB EASY
やさしい日本語で書いたニュース
Webイメージ:NewsWebEasy

※Facebook投稿イメージ
入力文字数が多いため英語・日本と併記しての投稿も可能。 また、Twitterの場合は文字数が全角で140文字なので、2回に分けて投稿で対応。
Facebook投稿イメージ:架空の銀行Facebookアカウントの投稿例、英語と日本とを併用したライティング

日本と英語の併用には問題なく筆者は投稿した経験がありますが、 複数言語での投稿で文字化けなど気になる場合は下記設定などご参考にしてください。
Facebookページの投稿を2つ以上の言語で作成

日本で生活する在留外国人に向けたサービス情報を SNSで定期的に発信してみてはいかかでしょうか。

在留外国人の方々をターゲットとしたサービスや情報をSNSで定期的に発信するために、SNSアカウント開設や投稿内容にお困りの点などございましたらご連絡ください。
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