月のはじめに定例化した投稿をしている企業のTwitterアカウントを見かけます。定例化している投稿の内容というと、例えば新発売の商品リストや今月のイベントなどです。そこで今回はTwitterの定例投稿のメリットと企業アカウントの事例を紹介します。

< 目次 >
■毎月定例系の投稿事例
・Netflix Japan
・山崎製パン
・プレイステーション
・東京ドームシティ
・Pokémon GO Japan
・ウェザーニュース
■まとめ_定例系の投稿のメリット
・定例化することで毎月の投稿ネタが確定する。
・情報の多い画像によるエンゲージメント獲得を期待できる。
・商品やサービスの利用タイミングを知らせることができる。

■毎月定例系の投稿について

商品やサービスによりますが、その月に発売する商品紹介やイベント情報などがあると思います。企業アカウントによる公式情報を得るためにフォローするユーザーもいるので定期的な情報は需要があり、またライトユーザーが検索した際に過去のサービス情報として比較検討できるため、コンテンツマーケティングの手法にもなります。

早速ですが事例をみてまいりましょう。

・Netflix Japan ネットフリックス

@NetflixJP
ストリーミング動画配信サービス大手のNetflixジャパン社の公式X(Twitter)アカウントです。
こちらのアカウントでは毎月初日に、X(Twitter)には文字数に限りがあるため、その月の配信映像コンテンツの一覧を画像にして投稿しています。
同社のアプリでもで確認は出来るのですが、何が新しく始まるのかなど明確に一覧にされることで興味がわきますし、お知らせとして分かりやすく参考にしたい投稿です。こちらのアカウントの投稿ではアーティストの紹介もかねて、毎月違うアーティストの背景のイラストをスマホの壁紙として使えるように投稿もしています。
投稿イメージ:Netflixジャパン、4月の配信番組を一覧画像にしてして紹介。アプリやテレビ画面だとおすすめが出てきてしまうので最新番組などの情報を分かりやすく一覧にされるとユーザーは嬉しいです。

・山崎製パン@商品情報発信中

@yamazakipan_cp(2023/4/1投稿)
@yamazakipan_cp(2023/3/1投稿)
パンメーカーの山崎製パンの公式Twitterアカウントです。
毎月初日に今月の新商品一覧画像で投稿しています。商品パッケージも分かるので画像での紹介はユーザーの購買意欲を高めると思います。投稿文には「気になる商品の数字を教えてくださいね」とあり、ユーザーからのリプライ(コメント)を導く内容にもなっているなど、交流型の内容も参考にしたい点です。

投稿イメージ:ヤマザキパンの新商品一覧投稿、毎月いろいろなパンをきっちり画像内にレイアウトして紹介。こんなパンがあるんだなとみるだけで次回コンビニに行ったとおきにあのパンあったなと思うことがあります。

・プレイステーション公式

@PlayStation_jp(2023/3/1投稿)
@PlayStation_jp(2023/3/31投稿)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント社のゲーム機器ブランド、プレイステーションの公式X(Twitter)アカウントです。
普段の投稿ではゲームの紹介や、「今日は何の日」にちなんで季節にあわせた投稿など面白いものが多くフォロワーがつい笑ってしまう投稿があり、運用の参考にしたいアカウントの一つです。
毎月、新作ゲームタイトルの販売カレンダーを一覧化した画像で投稿しています。一覧化することで新作の多さに驚かされる投稿です。「いいね」やリツイートなどのエンゲージメント数の高さからも分かるように、公式からの情報は信用度が高くゲームファンには重要な情報だということが分かります。

投稿イメージ:プレステの投稿、新しいゲームの紹介は時に開発会社の状況によってはゲームリリースが延期される場合もあるなど、情報をまとめることが大変だと想像します。ゲームにとってはともて助かる情報です。

・東京ドームシティ【公式】

@TokyoDomeCity_(2023/3/1公開)
@TokyoDomeCity_(2023/4/1公開)
東京都文京区にある東京ドームに付随している複合レジャー施設、東京ドームシティの公式X(Twitter)アカウントです。
施設内のイベントやグルメ情報や、いろいろな施設の紹介をする投稿も多く、東京ドームを中心として楽しめる情報を紹介しています。
月のはじめに、イベント一覧表を大きな画像で投稿しています。画像自体が大きくインパクトがあり、加えて内容が多いのでユーザーが画像をタップして拡大して見る必要があるので、(※)エンゲージメントも高くなる投稿です。今月のイベント情報一覧投稿は、ピンツイート機能でプロフィール画面に固定しているので、情報検索しているユーザーにも分かりやすい導線です。

投稿イメージ:東京ドームシティ、画像はここまでくるとタップしてもスマホでは見るには難しい場合があります。でもこれだけイベントがあるのだと分かるだけでも、別途検索するきっかけになるので侮れない投稿です。

エンゲージメント(※)
関連記事:SNS担当者だからこそ!エンゲージメントについて考えよう!
ある投稿に対してのユーザーからのリアクションを言います。SNSで言うリアクションとは、「いいね!」、「シェア」、「リツイート」など、ユーザーからのリアクション(反応)です。

・Pokémon GO Japan

@PokemonGOAppJP(2023/3/1公開)
@PokemonGOAppJP(2023/3/31公開)
株式会社ポケモンのゲーム「ポケモン GO」の公式X(Twitter)アカウントです。
位置情報ゲームアプリの「ポケモン GO」は、実際に街を歩きポケモンを獲得することを楽しむゲームです。ゲームをプレイするユーザーは、いつごろどんなポケモンが街に現れるか、またどんなイベントが開催されているか知ることができ、さらにゲームをプレイしようと意欲が沸く投稿だと思います。

投稿イメージ:ポケモンGO、ゲームのユーザーは徐々に偶然の出会いを求めるだけでなく、狙ったポケモンを手に入れたいと思う時期が来ます。そんなときに公式からの情報はプレイすることを応援することになります。

・ウェザーニュース

@wni_jp(2023/3/公開)
@wni_jp(2023/4/1公開)
民間気象情報会社、ウェザーニューズの公式X(Twitter)アカウントです。
気象情報などの雨雲レーダーや週間予報だけでなく、生活情報や季節に合わせた自然や文化についての投稿も多く、さらに投稿からリンクされているWebサイトの読み物コンテンツも充実しています。
毎月はじめに、月の呼称を紹介しています。例えば4月は卯月というだけでなく、万葉集や古文書にでてくるような他の呼び名を紹介しています。リンクされているWebサイトにはさらにその詳細が紹介されています。シンプルですが毎月視覚的に月のはじめを印象付けることもでき、天気の情報だけではないアカウントだと期待させる投稿です。

投稿イメージ:ウェザーニューズは学ぶべきコンテンツりょうです。天気から連動した自然や文化、災害などのTipsとなる良質のコンテンツはX(Twitter)とWebサイトをしっかり回遊するオウンメディアの活用方法を見習いたいと思わせるアカウントです。

 

■まとめ_定例系の投稿のメリット

・定例化することで毎月の投稿ネタが確定する

X(Twitter)運用担当者にとって、毎月の投稿ネタをプランすることはアカウントの運用継続に繋がるため重要になります。
特にX(Twitter)はタイムリーに情報がどんどん流れるのが特徴なため、1日の投稿本数を複数計画したいものです。一方で、投稿ネタが枯渇することもあるため月の投稿本数のうち1本は定例化することをお勧めします。

・情報の多い画像によるエンゲージメント獲得が期待できる。

画像が一覧化されることで、テキストで書ききれないものを整理でき、デザイン化された画像は分かりやすく視覚的なインパクトがあるためユーザーが興味を持ちやすくなります。また、画像に詳細があることから、多くのユーザーが画像を拡大して確認することになるため、エンゲージメントの一つ「メディアのエンゲージメント」が伸びる可能性があります。

・商品やサービスの利用タイミングを知らせることができる。

商材ファンは、その月に発売される新しい商品やイベント開催を知ることで、より一層商材に興味を持ち購入したり利用する可能性が高くなります。またライトユーザーは商材を試すきっかけとなり、ファンになる可能性が高くなります。

 

アディッシュは企業アカウントの
SNS運用とSNSキャンペーンをサポートいたします。

SNS運用代行(Facebookページ、Instagram、X(Twitter))や運用リニューアル、またSNSキャンペーンについての情報交換やお見積りの相談などございましたら、お気兼ねなく下記フォームよりご連絡ください。
お問合せフォームはこちら
SNS運用代行サービスについてはこちら