投稿さえ順調であれば、SNSのプロフィール欄を工夫する必要は無いと思われるSNS担当者の方が多いようですが、一般ユーザーが興味を持ち企業アカウントのプロフィール画面にアクセスした際に、そのアカウントの第一印象となるのが、プロフィール欄です。
そこで今回は、TwitterとInstagramのプロフィール欄の活用方法と、企業アカウントの事例を紹介いたします。
< 目次 >
・Instagram:フォロワーではないユーザーはプロフィール画面を閲覧する
・Twitterのプロフィール欄
・Twitter:企業アカウントのプロフィール欄事例
・Instagramのプロフィール欄
・Instagram:企業アカウントのプロフィール欄事例
・まとめ:公式情報など最新情報を加えて定期的に更新しましょう。
Instagram:フォロワーではないユーザーはプロフィール画面を閲覧する
Instagram社によるとプロフィール画面にアクセスするユーザーの3分の2は、フォロワー以外だそうです。
とういうことは、Webサイトの紹介や自社がアピールしたいキャッチコピーなど、企業の現在を紹介するべきエリアであるため、定期的に見直して更新しましょう。
>>参考:Instagram Business
INSTAGRAM DAY TOKYO 2019
Twitterのプロフィール欄
PC画面イメージ
A:プロフィール画像
入力項目は下記となります。
丸型の画像がプロフィール画像となります。
ツイートした際にアイコンとして表示されるため、会社やサービスのイメージに紐づく画像を設定することをお勧めします。例えば、商品ロゴ、キャラクター画像、などが挙げられます。また、設定時に画像を中央に調整できるため、簡単な位置修正はできるため基本的な画像を準備することで対応可能ですが、下記のように推奨サイズがあるのでご注意下さい。
・画像サイズ:400×400ピクセル(推奨サイズ)
・画像形式:jpg、pngに変換することをお勧めします。
B:ヘッダー画像
アカウントのプロフィール画面のイメージを決定づける、広告看板的なイメージで活用することをお勧めします。進行中のキャンペーンや、新サービスのイメージ、季節に合わせて変更するなど、定期的な更新をお勧めします。こちらのヘッダー画像もプロフィール画像と同様に劣化をさけるため、推奨サイズで準備することをお勧めします。
・画像サイズ:1500×1500ピクセル(推奨サイズ)
・画像形式:jpg、pngに変換することをお勧めします。
C:自己紹介文
企業情報や、サービス・商品情報を掲載しましょう。
実店舗がある場合などは、ユーザーが更に情報を検索することなく済むように、営業時間や位置情報などの基本情報を掲載することもお勧めします。 また、ユーザーにもツイートする際に入力してほしい#ハッシュタグも掲載することで、#ハッシュタグの認知にも繋がります。
・文字数:160文字以内
D:アカウント名
アカウントの呼び名となるため、企業名の場合もありますが、商材をアピールするアカウントであれば、そのブランド名やサービス名で設定しましょう。商品やサービスがローマ字である場合は、そのままアルファベットで問題ないのですが、こちらは日本企業であれば、一般ユーザーに解りやすくするため、日本語で設定することをお勧めします。
・文字数:50文字以内
E:ユーザー名
アカウント名の下部に「@」が付いた文字列です。TwitterアカウントのURLに反映されます。
アカウント開設時に確定しますが、変更も可能です。変更する際は、すでに他媒体で紹介している場合には訂正広告する必要があるため注意が必要です。
>>参考:Twitterヘルプセンター:
ユーザー名を変更する方法
F:場所
店舗の所在地を掲載しましょう。また、企業の場合は本社の所在地を設定することが多いです。
G:Web
リンクさせたいWebサイト(オウンドメディア)のURLを加えることで、ユーザーのWeb訪問を訴求できます。また、他のSNSでも公式アカウントがある場合に、そのSNSを紹介するリンクもお勧めです。
>>参考:Twitterビジネス:
ビジネスで利用するTwitterプロフィールの作成
他には設定項目に「誕生日」もあります。企業アカウントの場合には会社設立の記念日を設定することが可能なためプロフィール欄を改めて編集することをお勧めします。
ここからは、Twitterのプロフィール欄を活用している企業の事例を紹介いたします。
Twitter:企業アカウントのプロフィール欄事例
・サッポロ一番
@sapporo1ban_j
実施中のキャンペーンを紹介
サンヨー食品株式会社の、即席麺ブランド「サッポロ一番」の公式Twitterアカウントです。
こちらのプロフィール欄には開催中のキャンペーン情報となる#ハッシュタグを掲載し、そのお問合せ先となる連絡先の紹介と営業時間も掲載しています。ヘッダー画像もキャンペーン紹介を兼ねた対象商品の画像で、キャンペーンを大きくアピールしています。ぜひ、キャンペーン実施期間に参考にしたい活用方法です。
シヤチハタ株式会社【公式】
@ShachihataBS
実は知られていない雑学情報を掲載
文房具、スタンプメーカーのシヤチハタ株式会社の公式Twitterアカウントです。
社名の本当の綴りを紹介しており、面白味を感じる内容です。また、参加しているイベントのことや、別SNSへのリンクを掲載しています。 ヘッダー画像では、通常のスタンプ型印鑑の商品は黒以外でも展開していることが分かる、カラフルな商品ラインナップを一目瞭然となるように演出しています。自己紹介だけでなく、プロモーション活動報告が載っている事例として参考にしたい企業アカウントです。
カルピス“水玉通信”
@calpis_mizutama
運用スタイルを明確化
飲料メーカーであるカルピス株式会社の公式Twitterアカウントです。
商材ファンや一般ユーザーが公式アカウントを通じてコミュニケーションを取ろうとするSNSですが、運用上むずかしい場合は、こちらのアカウントのように「リプライやDMの返信は原則しておりません。」と掲載し運用スタイルを明記しましょう。 運用方針をユーザーにお伝えする方法として参考になる活用方法です。
つづけてInstagramのプロフィール欄の表示位置と項目を確認してまいりましょう。
Instagramのプロフィール欄
スマホ画面イメージ
入力項目は下記となります。
A:プロフィール写真
丸型の画像がプロフィール写真となります。
他SNSと同様にポストした際に、どのようなアカウントかイメージが出来る画像や、力を入れているブランドのアイコンにするなど、設定することをお勧めします。他SNSと違い、プロフィール欄に大きなヘッダー画像がないため、プロフィール画像は重要で季節ごとにロゴマークにアレンジを加えたものに変更する企業もあるほどです。
Instagram社から推奨サイズが公表されていませんが、アップロードしようとする画像の大きさに大小偏りがある場合は、劣化して表示されることがあるため、筆者は下記サイズくらいを準備するようにしています。
・筆者推奨: 横300~400ピクセル × 縦300~400ピクセル
B:自己紹介文
投稿の本文であるキャプションは2000文字を超える内容を掲載できるのですが、自己紹介文では少なめで160文字となっています。これは半角、全角など関係なく同様にカウントされ160文字となります。 Instagramは、一般ユーザーに利用してもらいたい統一#ハッシュタグを掲載したり、営業時間などの公式情報を掲載することをお勧めします。
・文字数:160文字以内
(※半角・全角は同様にカウントされます。)
C:ウェブサイト
上記の自己紹介文とは別に紹介したいWebサイトのURLを設定できます。
企業アカウントであれば、商品のブランドサイトや、ECサイト、サービス紹介ランディングページなどあると思います。そのようなオウンドメディアとリンクさせることで、投稿のクリエイティブ(画像、イラスト、動画)で引きつけた一般ユーザーが詳細を知りたい場合にタップすれば移動できるようにすることでWebサイトへの流入強化となるため、掲載しましょう。
D:名前
Twitterと同様に、そのアカウントの呼び名になるため、企業名、商材名を解りやすく伝えるものにしましょう。個人の特定しづらい設定をする一般ユーザーは多いですが、企業アカウントの場合は分かりやすく設定しましょう。
E:ユーザーネーム
こちらもTwitterと同様、アカウントのURLに加わるものです。またスマホ画面では画面上部に表示され目立つのものでもあるので、商材のイメージを崩さないものを設定しましょう。
プロフィール欄に表示されませんが、Instagramでも場所設定箇所があります。ビジネスアカウントの場合、ビジネス公開情報として住所を設定する箇所もありますので、スタートアップ企業や、販売したばかりのブランド商材は設定しておきましょう。
>>参考:Instagramヘルプセンター
プロフィールを編集 | Instagramヘルプセンター
>>参考: Facebook for Business
Instagramでビジネスプロフィールを作成
Instagram:企業アカウントのプロフィール欄事例
伊勢丹新宿店
isetan_shinjuku
営業時間や連絡先を掲載
大手百貨店の一つ、伊勢丹の新宿店の公式Instagramアカウントです。
アカウントの運用する内容を掲載し、投稿で意識している#ハッシュタグを掲載することで、#ハッシュタグ検索を想定していることも解ります。 また、リアル店舗の営業時間や、オンラインストアのリンクを掲載していることから、リアルとECの両方で伊勢丹のサービスを体験できることが分かるプロフィールとなっています。
山崎実業
yamazaki.home.channel
ECサイト・注力コンテンツ紹介
インテリア雑貨の専門メーカーの山崎実業株式会社の公式Instagramアカウントです。
他の企業カウントもECサイトやWebサイトへのリンクを掲載していますが、こちらのアカウントはInstagramで商品の紹介投稿をし、Instagramのショップ機能を活用しているため、自己紹介文を多くせず、シンプルにECサイトへのリンクを印象付けるようにしています。
HIS公式アカウント
his_japan
一般ユーザーによるUGC投稿はリポスト紹介する旨を掲載
大手旅行業者の一つ株式会社エイチ・アイ・エスの公式Instagramアカウントです。
プロフィール文はシンプルににキャッチコピーのような一行でアピールしています。#ハッシュタグを指定し、いい投稿はUGC紹介専用のWebサイトや、SNSで紹介することを掲載しています。
ツアー商品を購入したユーザーが写真をInstagramに投稿することは想定される行動ですし、お題やテーマをトップに掲載することで、常に投稿を募集していることが認知されて行きます。
SNSマーケティングにUGCを!「UGCとは」
まとめ:公式情報など最新情報を加えて定期的に更新しましょう。
今回はTwitterとInstagramのプロフィール欄について事例と合わせて確認してまいりました。
また、事例を見ると、多くの文章を載せるだけでなく、シンプルなキャッチコピーのみの企業アカウントもあるなど、工夫がみられたと思います 日々の投稿も重要ですが、投稿からプロフィール画面へリーチし、そのアカウントの様子を見にきた一般ユーザーへのアプローチに繋がるため、定期的な更新をお勧めします。
・公式アカウントであること、自己紹介を掲載し信憑性を上げる
承認バッジも必要ですが、商材のマーケティングフェーズによっては、プロフィール文の冒頭に公式アカウントであることを掲載しましょう。また、認知されていない場合は、どのような企業で、商品やサービスであるか伝えましょう。
・#ハッシュタグを紹介する
公式アカウントと交流したい一般ユーザーに使用してほしい#ハッシュタグを紹介しましょう。
そうすることで返信する際に検索しやすくなるため、SNS担当者にとっても便利です。また、UGCなど実施しているアカウントであれば同様に掲載しましょう。
・いま届けたい情報を掲載
キャンペーンや、実施しているイベント、新しいWebコンテンツなどを掲載しましょう。
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