2019年春から「LINE公式アカウント」と「LINE@」が統合

2018年6月開催されたLINE株式会社の「LINE CONFERENCE 2018」事業戦略発表会で、法人向けアカウントの「LINE公式アカウント」と「LINE@」等のサービスを統合すると発表されました。

すでにLINEで「LINE公式アカウント」や「LINE@」を開設している企業のSNS担当者にとって気になるのは、サービス統合による手続きや、サービスの変更点などがあると思います。 そこで今回は現時点で分かる情報を取りまとめました。

>>参考:LINE for Business 「2019年春、LINE@が変わります。」
LINE for Businessサイトより「2019年春、LINE@が変わります」

< 目次 >
・2019年春から「LINE公式アカウント」と「LINE@」が統合
・サービス統合日程について
・統合されるサービスについて
・「LINE公式アカウント」と「LINE@」の違いについて
・料金プランとサービス内容(改定後)
・何か変わるのか(メリット・デメリット)
・担当者が気になる移行手続き
・引き継がれる現在の「友だち」
・アカウントタイプ
・まとめ:今後の「LINE公式アカウント」の運用ポイント

 

サービス統合日程について

すでにLINEでアカウントを開設しているSNS担当者は、
2019年5月中旬から管理画面より新プランへ移行手続きをしましょう。

先日2019年2月7日に、LINE@公式ブログよりサービス統合の実施日等が発表されました。
おさえておきたい点は、2019年5月中旬から、新しいLINE公式アカウントのプランに管理画面より移行設定することです。 また、8月19日までに移行手続きしていないLINE@アカウントは、LINE社により強制的に「LINE公式アカウント、フリープラン」へ移行されるそうです。
サービス移行にあたって個別の事前通知等はないため、これからも公式発表は目を離せない状況です。

>>参考:【重要】LINE@サービス統合の実施日と詳細情報のご案内 2019年02月07日

移行スケジュール

2019年4月18日 ・サービス統合実施
・一部の LINE@ アカウントでLINE公式アカウントへのサービス移行が可能に。
2019年4月26日~5月7日 ・サービス移行一時休止
2019年5月中旬~下旬頃 ・全ての LINE@ アカウントでLINE公式アカウントへのサービス移行が可能に。
2019年8月19日~9月30日 ・移行手続きをしていないLINE@アカウントは、LINE社により強制的に「新LINE公式アカウント、フリープラン」へ移行される。

 

統合されるサービスについて

「LINE公式」と「LINE@」、さらに「LINEカスタマーコネクト」や「LINEポイントコネクト」も統合されます。

「LINEカスタマーコネクト」、「LINEポイントコネクト」はオプション扱いとなるとのことです。

 

ちなみに、オプションとなるサービス内容を簡単に確認すると、

「LINEポイントコネクト」とは

ユーザーへLINEポイントの発行が可能になるサービスで、改めて会員登録などの手間が不要なので簡単にユーザーへLINEポイントを付与することができ、かつ企業側がポイントシステム等の構築が不要なのでキャンペーンなど実施しやすい機能です。
またLINEポイントはLINEpayの支払いやスタンプ購入に使えるため、インセンティブとしても活用できるサービスです。 飲食系や小売系の場合は、LINE@で現在でも利用できる活用できる「ショップカード」は継続して利用できるため、オプション機能として「LINEポイントコネクト」を付帯する必要はなさそうです。

>>参考:【LINE】LINEポイントを活用した法人向けポイントプログラムサービス 「LINEポイントコネクト」の提供を開始

「LINEカスタマーコネクト」とは

LINEが提供しているカスタマーサポートサービスで、AIによるbot対応や有人によるチャット対応など、カスタマーサポートの対応効率を上げるサービスです。
LINE@の「1:1トーク」機能も継続して利用できるため、管理画面からお問合せ対応も可能ですので、自社のサービスがカスタマーサポートセンターを必要としない規模の場合は、「1:1トーク」で十分だと思います。

>>参考:【LINE】LINEを活用した法人向けカスタマーサポートサービス「LINE カスタマーコネクト」を正式販売開始 2017.04.11
>>参考:導入事例、LINEカスタマーコネクトで顧客対応を劇的に効率化!機能と事例をご紹介!

 

ここからは、企業アカウントとして2大サービスの「LINE公式アカウント」と「LINE@」にフォーカスしてまいります。

「LINE公式アカウント」と「LINE@」の違いについて

改めて「LINE公式アカウント」と「LINE@」の違いを確認してみましょう。

LINE@について

中小企業や個人向け設定されたサービスで、2018年に開始して6年、LINE@の全アカウントが合計300万件以上となり、 主に飲食、小売り、美容サービスなどの業態で利用が伸びた中小規模ビジネス向けのSNSサービスです。

>>参考: 2019.01.18 LINE社ニュースより
中小企業・店舗向けサービス「LINE@」の全アカウント数が300万件を突破!

料金プランは、「フリー」プランは月額ゼロ円から始められるところが魅力的でした。 さらに、「ベーシック」、「プロ(API)」プランがあり、有料となっても割と少額で動画メッセージどが送信できるのも魅力です。

プラン名 フリー ベーシック プロ(API)
月額 0円 5,400円(税込) 21,600円(税込

※2019年2月21日現在

その他機能は下記「LINE@料金プラン」をご確認ください。
>>参考:LINE@料金プラン

 

「フリープラン」で無料で活用できた機能はどうなるのか?!

今回機能の詳細は省略しますが、いままで無料で利用した機能は継続して利用可能のようです。

  • メッセージ (※利用数に応じて追加料金が現時点ではある)
  • クーポン
  • 1:1トーク
  • アカウントページ
  • 統計情報
  • ショップカード
  • リサーチページ
  • ショップカード

 

LINE公式アカウントについて

現時点の「LINE公式アカウント」は、大企業向けのSNSサービスです。
基本月額料が250万円で、メッセージ配信「友だち」数によって追加料金が発生するため、SNSマーケティングに予算が、しっかり確保できる企業に特化したサービスメニューでした。

有名企業や有名商材であればLINEの唯一の壁である「友だち」登録にも苦労はなく、開封率が高いLINEでの投稿は有益であったのと、高額ではありますが「公式アカウント」として表示され、さらに有料ではありますがON-AIR機能やプロモーションスタンプなど機能が充実しています。

>>参考:LINE公式アカウント 料金プラン
※すでにサービス統合後の料金プランがWebサイトでは紹介されています。

 

料金プランとサービス内容(改定後)

サービス統合後の料金プランは3つで、
「フリープラン」、「ライトプラン」、「スタンダートプラン」となっています。

サービス統合後は「月額費用0円から」利用することが出来るというのは、「フリープラン」を指しており、それ以外のプランは料金は発生します。

料金プランの変更も柔軟に対応してくれるようで、月単位の対応が可能なため、キャンペーン実施期間などのスケジュールに合わせて契約を変更できるようです。

・変更ルール  
「フリープラン」→月中反映
「ライトプラン」「スタンダードプラン」→翌月反映

 

>>参考:【重要】LINE@サービス統合のお知らせ 2018年11月01日
イメージ画像:統合後のILNE公式アカウント「フリープラン」、「ライトプラン」、「スタンダートプラン」料金表

 

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アディッシュではLINE公式アカウントの開設から運用までサポートいたします。

 

何が変わるのか(メリット・デメリット)

・新プランでは、プランによる大きな機能格差がない
・メッセージ配信通数による従量課金制

メリット

・「LINE@」アカウントのフリープランでは、使用できなかった機能が使える
・料金が安くなった

驚く点はLINE@では有料であったためトライできなかった「動画メッセージ」「音声メッセージ」などの機能が利用できるようになったことです。
動きのあるコンテンツはユーザーからの反応もよく、マンネリ化する投稿にも工夫が出来るようになるため運用の活性化が狙えます。また、「ターゲティングメッセージ」機能では、友だちの性別・年齢・地域によって配信内容を変えることで、より選別したターゲットへメッセージの配信が可能になります。

デメリット

・メッセージ配信の追加料金制度 (従量課金制)

「LINE公式アカウント」を利用していた大企業で「友だち」が多いアカウントは、メッセージ配信数が多く、追加配信料が追加されるため、サービス統合後の料金改定の恩恵にあずかることが難しい場合もあるようです。

 

担当者が気になる移行手続き

前述のとおり2019年4月にサービス統合がスタートし、同年2019年夏には移行完了を行うことになります。 それ以降の「LINE@」のプランはLINE@のアカウントに対しては、LINE社が順次、新しい「LINE公式アカウント」のプランへ強制的に移行実施するそうです。

移行時に選択できる料金プランとルール

移行時に選択できる料金プランとルールがあるようです。
現時点でLINE@の「フリープラン」の場合は、統合後LINE公式アカウントの「フリープラン」へ変更し、
LINE@で料金プラン「ベーシックプラン」、「プロプラン」、「プロ(API)プラン」の場合は、統合後LINE公式アカウントの料金プランから選択することになります。

>>参考:【重要】LINE@サービス統合の実施日と詳細情報のご案内 2019年02月07日
PDF「LINE@サービス統合および移行について」P9より

イメージ画像:LINE@サービス統合の実施日と詳細情報のご案内 2019年02月07日 PDF「LINE@サービス統合および移行について」P9より 

 

引き継がれる現在の「友だち」

下記、筆者の懸念していた点は、既存のアカウントのまま引き継がれるので安心しました。

  • 移行費用は不要!
  • 「友だち」は引き継がれる!
  • ランダムIDが変わらない!
  • 認証済みアカウントの場合、改めての審査は不要!

>>参考:LINE公式サイト「2019年春、LINE@が変わります。」
>>参考:LINE@ 公式ブログ LINE@サービス統合についてのよくある質問

 

アカウントタイプ「承認済アカウント」

現時点のLINE公式アカウントとは違い、LINE@は気軽にアカウント開設出来たこともあり、LINE社より審査を通ったアカウントには「認証済みアカウント」バッチを掲出していました。サービス統合後には、新たに3段階のアカウントタイプが設定されることになりました。

すでにLINE@のアカウントで「認証済みアカウント」と審査を受けている場合は、そのまま引き継がれるため再手続の心配はないのですが、まだ、未取得のアカウントであれば、ユーザーに安心感も与えられるため、企業アカウントであれば取得しておきたいところです。

現在

サービス名称 アカウントタイプ
LINE公式アカウント
LINE@ 認証済アカウント
一般アカウント

↓↓↓↓

サービス統合後

サービス名称 バッジ アカウントタイプ
LINE@ バッチイメージ:プレミアアカウント プレミアムアカウント 「プレミアアカウント」はLINE社により「認証済アカウント」の中から
特に優良なアカウントとして特別な審査を経て自動付与されます。
バッチイメージ:承認済アカウント 認証済アカウント 企業アカウントであれば申請をお勧めします。
審査を通過するとLINEアプリ内で検索結果に露出されるなど利点も多い。
バッチイメージ:一般アカウント 一般アカウント ※個人、法人問わず誰でも取得可能。

 

まとめ:今後の「LINE公式アカウント」の運用ポイント

心配していた現時点の「友だち」の移行が可能なことや、認証済みアカウントの再審査の手間はなく、月額固定費が無料の「フリープラン」でも使える機能が増えたことはLINE運用にはメリットが多かったと思います。

メッセージ配信数による従量課金制になったことがデメリットに感じられますが、 セグメント機能が利用できるようになるので、ターゲットを絞った配信ができ、かつ追加料金に気を付けて配信することができます。
そのため以前は全ての「友だち」に配信していたメッセージも、リーチする先のターゲットの絞り込みもできるので、より親和性が高い配信となります。

まずは、
1:移行期間・手続き方法が発表されたら、サービス移行の手続きをする。
2019年5月からの移行期間内に手続きを完了させましょう。

2:いままで利用できなかった機能をチェック
自社のアカウントで活用するべきか運用プランを考えましょう。

3:「認証済みアカウント」の申請
一般の方も取得できる無料の「一般アカウント」バッジアイコンではなく、企業アカウントであれば「認証済みアカウント」アイコンを掲出できるよう申し込みしてはいかがでしょうか。

LINEの運用は様々な機能を活かした投稿プランが必要となります。 メッセージ数が多いと、せっかく「友だち」登録してくれたユーザーからブロックされることもあり、LINE運用にはコツが必要です。 LINE運用にお困りのことがありましたら、情報交換というかたちでもいいので下記のお問合せフォームよりご連絡下さい。

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