本記事では、企業のSNS担当者の方々に、Facebookページを第2のWebサイト、コンテンツサイトとして活用することを提案したいと思っております。

    <目次>

  • Facebookは本当に終わったのか?!
  • 「Facebookページ」とは?
  • ブログ活用できるFacebookページの投稿機能をおさらい
  • シリーズ投稿の企画
  • SNSライティングの工夫
  • Facebookページでのコミュニケーション
  • まとめ:Facebookページはコミュニケーションがとれる第二のコンテンツサイ

Facebookは本当に終わったのか?!

改めてFacebookの利用状況を確認しましょう。 全世界のFacebookデイリーアクティブユーザー数は約14.9億人で、SNSの中でもトップを誇ります。日々14億人が世界のどこかでFacebookを利用していることになります。

2017年の公式アナウンスで、日本国内月間アクティブユーザー数2,800万人と発表されており、日本では1ヵ月に人口の約22%が利用しているSNSとなります。10代の利用は下がるものの、大人世代の30代~60代と平均的に利用されているので、決して衰退したわけではなく、世代と利用方法が変わったと筆者は思います。

スマホ上のSNS利用状況は様々

LINEは連絡ツールとなり、Twitterはクチコミ情報検索ツールとなり、Instagramはビジュアルコミュニケーションツールとなり、そしてテレビと併用されているYouTubeと、最近では各SNSの特徴を活かした利用方法が伸びています。

>>参考:総務省 平成29年版 情報通信白書のポイント 第1節 スマートフォン社会の到来
図表1-1-1-13 主なSNSの利用率(2016年 全体・性年代別)

>>参考:ITmediaビジネスONLINE
Facebookが注目する「中小企業」と「地方」 2017年09月15日公開

 

「Facebookページ」とは?

「Facebookページ」は、企業向けのFacebookのアカウント(ビジネスアカウント)です。
メリットも多く、Facebook上で検索され、かつWeb(インターネット)で検索される対象となり、Facebookのアカウントを持たない一般のユーザーにも閲覧可能です。
また、SNSの特徴であるコミュニケーション(交流)が取れるので、ユーザーは気軽にお問合せをコメント投稿できるので、企業としては接点を得られるデジタルコンテンツとなります。

 

ブログ活用できるFacebookページの投稿機能をおさらい

今回は詳しい設定方法などは省略しますが、Facebookページを第二Webサイトとして運用するための機能を紹介します。

複数名で運用が可能

下記のようにアクセス権限が設けられており、投稿に専念する担当者(もしくは運用代行サービス会社)には「編集者」権限を付与するなど、1アカウントを複数名で運用することが可能です。
注意点は、複数人で1つのFacebookアカウントを運用分担しアクセス権限を発行することはできますが、事前にそれぞれ個人用Facebookアカウントが必要になります。

  • 管理者 →その他の権限付与ができ、運用全てに対応可能。
  • 編集者 →(運用代行向け)運用をアウトソースする場合にこの権限を付与。
  • モデレーター →(運用代行向け)コメント返信対応とFacebook広告の運用の担当者向け権限。
  • 広告管理者 →Facebook広告運用だけをアウトソースする場合はこの権限。
  • アナリスト →Facebookインサイトデータの閲覧のみ。
  • 求人マネージャ →求人募集機能を活用して人事採用活動をする担当者向け。

参考画像:Facebookヘルプセンター ページの役割権限表

>>参考:Facebookヘルプセンター
ページの役割にはどんなものがありますか。どのようなことができますか。

1投稿につき約2800文字

記事コンテンツを投稿できるほどの文字数入力が可能で、Instagramとは違い文字が冒頭に表示されるので読み物(ブログ)コンテンツとして運用に向いています。
ある一定の行と文字数になると「続きを読む」が表示され短縮表示されるので、最初の数行で印象を与えるなどライティングには工夫が必要です。

1投稿につきアップロードする画像

Facebookは機能が順次ブラッシュアップされるため運用時に確認が必要とされるのですが、Facebookページでは、現時点で動画と写真(画像)の同時アップロードは出来ないようです。また写真(画像)の枚数は、デジタル容量にもよりますが、4~5枚以上でまとめ表示されます。

最大で1投稿につき20枚や30枚と発表されているため、Facebookでより分かりやすい情報を求めるところですが、写真(画像)でユーザーにインパクトを与える以外、通常の投稿では5枚未満で投稿し、大量の写真をシェアしたい場合はアルバム機能を活用することをお勧めします。

Facebookページ画像投稿事例

>>参考:るるぶトラベル @rurubu.travel
2月15日 17:15 投稿より
Facebookページ参考画像:るるぶトラベルより

トップに固定

タイムラインで投稿したコンテンツの掲出が下に下がってしまうことがSNSの難点ですが、個人アカウントとは違いFacebookページでは、固定設定した投稿はシオリのようなアイコンが右上に付きタイムラインの最上部に表示されます。
活用例としては、実施中のキャンペーン紹介、新しいサービス紹介、公式情報として注目して欲しい投稿をトップに固定して、Webサイトなどの流入に活かしてください。

Facebookページ「トップに固定」設定イメージ

>>参考:Facebookヘルプセンター
Facebookページのタイムラインのトップに投稿を固定するにはどうすればよいですか。

ノート機能

Facebookは1投稿につき、入力できる文字数が多いのですが、タイムラインで過去のものを閲覧するにはユーザーがスクロールする必要があります。「ノート」機能で作成した場合は、過去の記事が一覧化されアクセスすることが容易です。
一般的なブログより若干機能がおとりますが、記事に装飾が可能で特別コンテンツとしての活用には最適です

ノート機能を活用している企業事例

>>参考:無印良品 @muji.jp
「ノート」 2013年12月25日 9:44 投稿より
Facebookページ:無印良品のプロフィールカバー画像

Facebookページ参考画像:無印良品ノート機能による「コラム」投稿

 

シリーズ投稿の企画・SNSライティングの工夫

Facebookに限らず、SNSの長期的運用を支えるのは投稿プランです。新商品・サービスの情報や、企業に関するニュースなども大切な投稿の一種ですが、ファンに楽しみにしてもらえる投稿を「シリーズ化」し定期的に投稿することもお勧めです。

例えば
・商品の開発エピソードシリーズ
・商材に食品があればアレンジメニューシリーズ
・今日の社長のランチシリーズ
など、

シリーズ投稿をしている企業事例

>>参考ANA.Japan @ana.japan
1月24日投稿より

Facebookページ参考画像:ANA.Japanシリーズ投稿「青空に恋した人々」

 

Facebookページでのコミュニケーション

Facebookページでは、投稿したものに一般ユーザーからコメントが付きます。そこにはサービスや商材のファンならではの感想があるので見逃す手はありません。また、コメント返信されることで、一般ユーザーは公式アカウント(企業)からの返信に、その企業に対する好感度も上がり、より関係性を深める傾向にあります。
企業のSNS担当者の方々に意識していただきたい点は、Facebookの一般ユーザーは実名でコメント投稿をしているということです。他のSNSと比べて有難く、かつ商材のファンであると理解し運用をしたいと筆者は思っております。

コメント返信対応をしている企業事例

>>参考:アイリスオーヤマ @irisohyama
2018年12月11日投稿より

Facebookページ参考画像:アイリスオーヤマ、ユーザーとのコミュニケーションを取る運用

 

>>参考:牛乳石鹸共進社株式会社 @cowsoap
1月9日 投稿より
商品の販売促進!というよりもブランディングに特化している運用のようです。コミュニケーションも柔らかいものが多く、商材である石鹸の箱をモチーフにした投稿に、パッケージのデザインのファンからの温かいコメントが付き、公式アカウントとしてお礼の返信をしています。

Facebookページ参考画像:牛乳石鹸共進社株式会社、ユーザーとのコミュニケーションを取る運用

 

まとめ:Facebookページはコミュニケーションがとれる第二のコンテンツサイト

ポイント
・シリーズ投稿などの読み物コンテンツとしてオウンドメディア活用
・コメント対応でファン化に繋げるコミュニケーション活用

冒頭説明しましたが、SNSのパイオニアであるFacebookは、普及が早かったためユーザーは大人世代が多く、企業としてもアプローチすべき層が存在しているのも確かです。
今回は「Facebookページ」の運用で、ブログや読み物コンテンツとして活用する方法を提案させていただきました。他のSNS公式アカウントと同じ内容の投稿をするのではなく、差別化を図るためにもFacebookの特徴を活かした運用をお勧めします。

 

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