【 最終更新日: 2022年2月21日 / 投稿日: 2017年12月22日 】

SNS担当者が、アカウント開設の際に気になるのが「認証バッジ」だと思います。 今回は、企業アカウント担当者だからこそ知っておきたい、「認証バッジ」の意味や取得方法など、既に取得している企業アカウントなどを参考に、基本的なことを確認していきたいと思います。

※ネット上での呼ばれ方も様々で「公式マーク」や「認証マーク」と言われていますが、 当記事では「認証バッジ」と呼ばせていただきます。

< 目次 >
■認証バッジ(公式マーク)とは
■Twitterでは認証バッジ(公式マーク)を取得することが投稿ネタになるほど
■Twitterの認証バッジ(公式マーク)
■Facebookページの認証バッジ(公式マーク)
■Instagramの認証バッジ(公式マーク)
■まとめ:2022年2月現在のSNS認証バッジ申請

■認証バッジ(公式マーク)とは

プロフィール画像の周辺にあるマークで、公式マークとも呼ばれています。
そのアカウントが著名人、企業、世界的ブランド、各種団体等の公式アカウントであること(本人であること)を各SNSから認められたことを示しています。

なりすましアカウントや、コアなファンによるアカウントと区別できるように認証バッジが必要とされています。また、偽アカウントではないことを確認でき、運用規模も認められたことになるので、SNSユーザーにとっても安心してフォロー出来るようになります。
各SNSが注意している点は、SNSプラットフォームとして推薦しているアカウントということではなく、あくまでも公式(本人)のアカウントだという証明であるということだそうです。

Facebook、Instagram、Twitterの公式アカウントの認証バッジ表示例

>>参照:Meta for Business(@MetaforBusinessJP)
>>参照:Instagram for Business(instagramforbusiness)
>>参照:Twitter Japan(@TwitterJP)

 

■Twitterでは認証バッジ(公式マーク)を取得することが投稿ネタになるほど

Twitterでは認証バッジを取得することが投稿ネタになるほど、SNS担当者にとって気になるトピックになっています。

Twitterの認証バッジについては、
2019年7月9日に承認バッジ申請受付の停止したことにはじまり、その後2021年1月に認証バッジのポリシー変更に伴い既に取得していたアカウントが新しいポリシーを満たしていないと判断され、認証バッジを消失することになった
アカウントが続出するなどの経緯がありました。そのため、有名な企業アカウントが申請にチャレンジしたことや認証バッジを付与された際に、面白くネタとして投稿されています。

>>参考:【公式】アロンアルフア(アロンアルファじゃなくてアロンアルフア)(@aronalpha_PR)
2022/2/4投稿
アロンアルフア公式Twitterアカウントでは認証バッジの申請したことを投稿されていました。
【公式】アロンアルフアTwitter公式アカウントが認証バッジ申請したことを投稿

>>参考:東京ばな奈(@tokyobanana1991)
2021/6/11稿
東京ばな奈公式Twitterアカウントでは認証バッジ取得の喜びの投稿をしていました。
東京ばな奈Twitter公式アカウントが認証バッジ取得の喜びの投稿

【 関連記事 】
イーロン・マスク氏CEO就任後のTwitter認証バッジ(公式マーク)の現状と違いのチェック方法
2022年10月27日イーロン・マスク氏がTwitter社を買収しCEO(最高経営責任者)に就任してからTwitter社がサービスを刷新しては手直しをするという状況が日々続いています。特に認証バッジについてのサービス状況と、TwitterBlueで取得したものとの違いなどご紹介しています。

 

■Twitterの認証バッジ(公式マーク)

Twitterでは2016年から認証バッジの申請をスタートしました。
プロフィールエリアに掲載され、種類は青いギザギザに白チェックマークです。特にTwitter上では「公式マーク」とも呼ばれています。

>>参考:オリオンビール[公式](@orionbeer_info)
参考イメージ:オリオンビール公式Twitterアカウント

前半でも触れましたが、様々な理由でガイドライン改定を続け、2017年11月に新規の認証バッジの申請の受付け中断につづき、その後もTwiiterの認証バッジは紆余曲折の時期がつづいていました。

2021年1月Twitter認証バッジが消えた

認証バッジのガイドライン変更に伴い、(Twitter社からアプリ内DMなどで通知はあったようですが)それまで付与されていたアカウントであっても条件を満たしていないと判断され、一部のアカウントから認証バッジが消えることがあったようです。当時2021年1月23日「公式マーク」がトレンド入りするほどでした。

>>参考:Twitter Japanブログ_Twitter認証プログラム再開の計画と今後の予定について(2020年12月18日)
参考イメージ:witter Japanブログより

2021年6月Twitter認証バッジ申請が復活

Twitter アプリ版やウェブ版のアカウント設定メニューから認証リクエストが直接出来るようになりました(2022年2月現在)。

2021年5月下旬にTwitter認証プログラムの公式アカウントより、新しいガイドラインのもと認証バッジ新規申請の再スタートの告知がツイートされました。
>>参考:Twitter Verified(@verified)
2021/05/21投稿①
2021/05/21投稿②
参考イメージ:Twitter認証プログラムの公式アカウントによる認証バッジ申請再スタートの告知投稿

Twitter認証バッジ申請フォームの場所

プロフィール画面の「もっと見る」をクリック

「設定とプライバシー」をクリック

「アカウント」をクリック

「認証済み」の下部に青文字で「認証リクエスト」をクリックするとTwitter認証バッジ申請フォームに入れます。

※PC画面より

参考イメージ:Twitter認証バッジ申請フォームの場所を説明する画面フロー

>>参考:Twitterヘルプセンター_Twitterの認証バッジの要件 – 青いチェックマークの取得方法

Twitter認証バッジは却下後30日後に再チャレンジ出来る!

申請が却下されても審査結果受領30日後に再申請ができるので、あきらめずに認証バッジの要件を確認しチャレンジしましょう。

>>参考:Twitterブログ_新たな認証申請プロセスの導入および今後の取り組み

 

■Facebookページの認証バッジ(公式マーク)

Facebookでは2013年から日本でも認証バッジ申請がスタートしました。
特に実名制のFacebookでは、なりすましアカウントとの差別が必要で認証バッジがあることは信頼感を与えることになります。 また、Facebookの検索結果に上位表示されやすくなるようですので、認証バッジ申請をお勧めします。

>>参考:Facebookヘルプセンター:認証済みページ、認証済みプロフィールとは何ですか。

>>参考:Adobe Creative Cloud(@AdobeCreativeCloudJapan.jp )
参考画像:Adobe Creative Cloudの公式Facebookページ

Facebook社(Meta社)2019年10月30日グレーバッジを廃止

地方を中心としたローカルビジネス、中小企業、団体の場合はグレーバッジの取得が可能でした。申請もしやすく取得もしやすかったのですが、2021年10月にグレーバッジは廃止となりました。
当時、グレーバッジを取得していた企業にとっては認証グレーバッジが突然消えるということが起こったようです。(Facebook社からはアカウント側の投稿画面にメッセージが表示されたようですが、あまり気が付かれていなかったようです。)

※参考:以前表示されていたグレーバッジ
LeTAO -小樽洋菓子舗ルタオ-(@letao.jp )
こちらの北海道小樽を拠点としている洋菓子メーカーLeTAO の公式Facebookページには、以前グレーバッジが表示されていましたが、現在は表示されていません。
参考イメージ:洋菓子メーカーLeTAO の公式Facebookページの以前のプロフィール画面

Facebook社(Meta社)は「ベストプラクティス」が重要だと宣言

グレーバッジがなくなることで、そのアカウントの検索結果へ影響は無いとFacebook社(Meta社)は言っています。
Facebookユーザーにページを見つけてもらい、フォローしてもらうためにも、より検索され上位に表示されるために最適化する条件となる「ベストプラクティス」を推奨しています。

「ベストプラクティス」では、アカウント分類でカテゴリー選択も適当にせずに実際のビジネスに最も近いカテゴリを選択することや、実店舗がある場合は住所を追加し、ページにプロフィール写真とカバー写真を追加することなどを推奨しています。

>>参考:Facebook Businessヘルプセンター
ページを見つけやすくし、フォロワーのエンゲージメントを高めるためのベストプラクティス

Facebookページの認証バッジはブルーバッジのみになり直接申請が可能

現在Facebookページの認証バッジは、他SNSと同様に一種類となりブルーバッジのみとなっています。
2021年9月Meta社による申請プロセスの公平性を実現するため、利用者がスムーズに申請フォームから直接申請が出来るように変更されました。

Facebookページ認証バッジの申請フォームの場所

下記ページの「プロフィールまたはページを認証する」にフォームのリンクがあります。
>>参考:Facebookヘルプセンター
Facebookの認証バッジをリクエストするにはどうすればよいですか。

下記のようにフォームより申請ができるのですが、フォームの「ステップ1: 真正性の確認」で証明書類を選択し、その書類の画像が求められます。加えて、申請フォームの後半でその企業の所有する他のSNSアカウントや、WebサイトのURLが求められるので申請の際に準備することをお勧めします。

参考イメージ:Facebook認証バッジ申請フォーム

 

■Instagramの認証バッジ(公式マーク)

Instagramでは2014年12月から認証バッジが導入されました。
PC画面ではアカウント名の右横に表示され、アプリでは画面トップに表示されるギザギザの青いマークがInstagramの承認バッジです。

>>参考:3coins_official(3COINS(スリーコインズ))

参考イメージ:3COINS(スリーコインズ)公式Instagramアカウント

Instagram認証バッジは2021年9月に直接申請が可能になった

以前は、Instagram社の独自の判断で限られた有力アカウントに付与されていましたが、上段で触れたとおり、Facebook同様Meta社の傘下であるInstagramは、2021年9月に認証バッジの申請プロセスを改善したことを公表しました。
現在は、申請フォームでユーザーによる直接申請が可能になりました。

>>参考:Meta:Instagram、認証バッジの申請プロセスのアップデートを発表
Meta社ブログより、Instagram、認証バッジの申請プロセスのアップデートを発表

Instagram認証バッジ申請フォームの場所(アプリの場合)

アプリのプロフィール画面の右上の三本線をタップ

「設定」をタップ

「アカウント」をタップ

「認証のリクエスト」をタップするとInstagram認証バッジ申請フォーム画面になります。

※アプリ画面より
参考イメージ:Instagram認証バッジ申請フォームの場所を説明する画面フロー

Instagram認証バッジは却下されても30日後に再チャレンジ出来る!

申請が承認されない理由は、ガイドラインの情報を満たしていないという返答が来ますが、30日後に改めてチャレンジできるので一度きりであきらめずに、条件となるポイントを確認し再申請しましょう。

>>参考:Instagramヘルプセンター_Instagramで認証バッジを申請するための要件を教えてください。

 

■まとめ:2022年2月現在のSNS認証バッジ申請について

・Facebook→ブルーバッジの自己申請可能
(現在は、地方の中小企業向けグレーバッジは廃止)

・Instagram→自己申請可能
※30日後に改めて再申請できる。

・Twitter→自己申請可能
※30日後に改めて再申請できる。

各SNSでガイドラインやポリシーが明確化され、申請フォームによる直接申請ができるようになり、SNS運用担当者としては以前よりはハードルが下がったように思います。

一方で、申請する立場にあるユーザー側は受け身であることには変わりなく、認証バッジ付与までに時間の掛かり方もマチマチで、付与された具体的な理由はなく提出情報がガイドラインを満たしていたとされますので、却下された時と何が違うのかフォロワー数なのか、Webサイトのリニューアルが良かったのか、未だに筆者もクライアント様のアカウントを運用しつつ勉強中でございます。

 

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