【 最終更新日:2020年10月09日 / 投稿日:2018年03月02日 】
LINE公式アカウントの運用の一つに、タイムライン投稿がありますが、メッセージ配信に比べて使い慣れないという運用当者も多いと思います。そこで今回は、個人宛のメッセージ配信との違いは何なのか、基本的な機能面と事例をご紹介したいと思います。
< 目次 >
・LINEについて
・タイムライン機能とは
・タイムライン事例
・まとめ:「友だち」登録ユーザーにリーチするお知らせ掲示板
LINEについて
国内月間アクティブユーザー数
最新の公式情報では、国内の月間アクティブユーザーが8,400万人(2020年6月時点)です。日本人口の66%以上が利用していることになり、更には毎日利用している日間アクティブユーザーが85%と、高い利用率を維持しているなど、連絡ツールとして多くのユーザーに普及していることが解ります。
LINEユーザーは10代から60代
ユーザーは10代~60代と幅広く、年齢別での日々の利用状況は、10代は男女とも80%以上の利用率で、60代以上でも男女とも60%前後と高い利用頻度となっています。
>>出典:LINE for Business :媒体資料の一覧ページ
LINE Business Guide LINE Business Guide 2020年7月-12月期
ビジネス利用の場合は「LINE公式アカウント」でアカウント開設する
LINE公式アカウントとは、LINEで提供している企業向けアカウントサービスです。
また、飲食などのサービス系の業種もビジネスアカウントと分類されるため、LINE公式アカウントになります。また「認証済みアカウント」と「未認証アカウント」がありLINE社の審査を通ったアカウントは認証済バッジが付与されるためアカウント開設後に申請することをお勧めします。
LINE公式アカウントのメリットと基本運用
LINEは幅広い年齢層と高いアクティブユーザー数だということが解りました。 LINEは個人宛のメッセージ配信だけと思われがちですが、情報を発信する方法の一つであるタイムライン投稿についても確認してまいりましょう。
タイムライン投稿とは
ホームとタイムラインの違い
「ホーム」は、そのユーザー自身の投稿や、プロフィール画面の更新などの履歴が記録され時系列で表示されます。「タイムライン」は、そのユーザーが「友だち」登録しているユーザーの投稿や、人気のある投稿なども時系列で表示されます。
・ホーム画面:自身の投稿、自身のLINE上での活動記録が表示される。
・タイムライン画面:「友だち」登録しているアカウントからの投稿が表示される。
他SNSのような投稿機能
TwitterのタイムラインやFacebookのニュースフィードのように、つぶやき投稿ができる機能です。
「友だち」登録しているアカウントからの投稿や人気のある投稿が、時系列でどんどん表示されるのがタイムラインです。そのため公式情報を発信するお知らせ掲示板としての利用にふさわしい機能です。
個別メッセージ配信とは違いプッシュ通知されない
メッセージ受信を知らせるプッシュ通知が無く、またLINE独自の「既読」表示が無いため、個別メッセージの配信ほど一般ユーザーに不快に思われることが少なく、更新頻度を高めてもブロックされる可能性が低い投稿方法となります。
一般ユーザーからのリアクションを得られる
タイムラインの投稿に対して、「いいね」「コメント」「シェア」でユーザーはリアクションが出来ます。「シェア」機能は、既存の「友だち」登録ユーザーによる拡散機能で、新規ユーザーにリーチできる可能性があります。
※参考画像:筆者LINEアプリ内、タイムライン表示
タイムライン事例
ここからは、いろいろな企業によるLINE公式アカウントの運用事例を紹介してまいります。
事例:ソフトバンク
携帯電話キャリア、インターネット企業であるソフトバンクのLINE公式アカウントです。
タイムラインの投稿頻度は高く、平均1日2回投稿しています。新製品の告知投稿だけではなく季節のご挨拶投稿も多く、お知らせ掲示板だけではない運用を続けています。
またLINEスタンプを提供していることから、スタンプを普段使いしてもらうことで、更なるプロモーションにも繋がるように施策を進めているようです。
事例:ポッキー
お菓子メーカー江崎グリコの商品ブランドであるポッキーのLINE公式アカウントです。
投稿はメッセージ配信よりは多いようですが、週1回に抑えての定期的投稿をしています。新商品の紹介投稿や、ポッキーをアレンジしたお菓子レシピの紹介が掲載されているWebサイトへの流入施策としてLINEを活用しているようです。
下記事例では、他SNSであるTwitterでのキャンペーンの告知投稿をし、タイムライン投稿からTwitterアカウントへのリンクも掲載するなど、オウンドメディアへの流入強化が伺えます。
事例:ケンタッキーフライドチキン
ファストフードチェーン店のケンタッキーフライドチキンのLINE公式アカウントです。
BtoCマーケティング施策であるクーポン配信による店舗集客と、自社アプリのダウンロード訴求を、LINE公式アカウントでは力を入れているようです。
下記事例では、タイムラインで新商品の紹介投稿をし、タイムラインからのリンクによるWebサイト流入と、アプリダウンロード画面へのリンク設定があり、流入を援助する内容となっています。
事例:東京都
東京都庁のLINE公式アカウントです。
どのタイムラインもWebサイトへのリンクがあり、詳細情報をWebで確認できるような内容で投稿しています。 東京都の文化的活動報告や、いじめ相談ホットラインの電話センターの告知投稿など、多岐にわたる情報を投稿しています。まさにお知らせ掲示板としてLINEを活用しています。
まとめ:「友だち」登録ユーザーにリーチするお知らせ掲示板
「友だち」登録ユーザーへの告知はもちろんですが、Twitterほどではないですが、「友だち」登録していないユーザーにも拡散する可能性があるため、メッセージを個々に送るほどではなくとも、広く伝えたい告知がある場合は、タイムライン投稿することをお勧めします。
事例で挙げた企業アカウントは、下記のように自社サービスの特徴に合わせてLINEを活用していたことも参考になりました。LINE公式アカウント開設をプランされているのであれば、メッセージ配信だけではなく、タイムライン投稿も運用に取り入れてはいかがでしょうか。
<タイムラインの活用方法>
・最新情報の配信
・Webサイトへの流入施策
・自社アプリのダウロード推進
・クーポン配信のお知らせによる実店舗への集客
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