【 最終更新日: 2022年08月22日 / 投稿日: 2019年05月08日 】

SNSマーケティングにUGCを活用する企業アカウントが増えているため、どのような効果や活用方法があるのかお問い合わせをいただくことがあります。そこで今回は、UGCについての意味や活用事例をご紹介いたします。

<目次>
■UGCとは「ユーザ生成コンテンツ」
■UGCとCGMの違い
 ・CGMとは「 Consumer Generated Media 」
■UGCには行動サークルが生まれる
■企業アカウントのUGC活用事例
 ・UGC事例①Webサイトに流用
 ・UGC事例②キャンペーン
 ・UGC事例③コンテンツ強化
■SNSにおけるUGCのメリット
 ・マス広告に並ぶ新たなニッチ広告
 ・ユーザー参加のコンテンツが増える
 ・多様なクチコミ
■まとめ:UGCを活用してブランディング強化

 

UGCとは「ユーザ生成コンテンツ」

UGCとは「User Generated Contents」の略

ユーザーによって作成されたコンテンツのことで、 SNSだけでなくネット上の投稿された写真、動画やクチコミサイトのレビュー、そして新聞などへの投書なども含まれます。

そのため、インターネット上のブログや、掲示板へのクチコミ投稿、商材からインスピレーションを得て投稿されたイラストや画像なども、ユーザーによって生成されたコンテツなのでUGCに含まれます。

 

UGCとCGMの違い

UGCとCGMのワードが混在しているため違いについて確認しましょう。

CGMとは「 Consumer Generated Media 」

ユーザーが作成したコンテンツを投稿する場所やサービスを指します。クチコミサイトや掲示板など、ユーザー(消費者)が作成したコンテンツによって成り立っているメディアです。

例えば、TwitterなどのSNS、ニコニコ動画、Yahoo知恵袋、価格コム、クックパッドなどが挙げられます。

イメージ図:UGCは一般ゆーざーが制作したコンテンツ、GCMはそれらのコンテンツを掲載するば所(プラットフォーム)

 

UGCには行動サークルが生まれる

UGCによってネット上で何が起きるかというと、ユーザーによって生成されたコンテンツ(UGC)を閲覧した他のユーザーが、その商材について興味を持ち、さらには商材を購入し体験したことをSNSで投稿しコンテンツ(UGC)作成者になるというUGCサークルが生まれています。

イメージ図:消費者が他社の投稿したUGC(口コミや感想やアドバイス)をSNS上で閲覧し、検討の上その顧客が商品やサービスを購入後、さらにUGCを投稿する。その消費者のUGCをあらたな見込み客が閲覧するというサークルが生まれれている。

 

ユーザーが重視している他者の「クチコミ」

商品を購入する際、ユーザーは価格や機能、安全性など、いろいろな視点から調べると思います。その中の検討要因の一つに「クチコミ」があると思います。

SNSでは一般ユーザーの本音やクチコミが手軽に検索できるため、調査・比較する際にSNSを活用するユーザーが増えてきています。

下記の消費者庁データ(インターネット消費者トラブルに関する調査研究、平成28年度消費者庁調査)では、インターネットやSNSによるクチコミはユーザーが購買行動を起こす時の同期の一つであることが分かります。
商品・サービス購入時に参考となった情報源では、「クチコミサイト」、「SNSの投稿・写真」を合わせるとマス広告系に並ぶ結果となっています。

参考イメージ:引用:消費者庁 平成28年度 インターネットをめぐる消費者トラブルインターネット消費者トラブルに関する調査研究 「SNS」より

※引用:消費者庁 平成28年度 インターネットをめぐる消費者トラブル
インターネット消費者トラブルに関する調査研究 「SNS」より

 

企業アカウントのUGC活用事例

UGC事例①Webサイトに流用

iwaki 耐熱ガラス

>>参考:
iwakiオンラインショップ
Instagram公式アカウント_iwaki 耐熱ガラス【公式】(@iwaki_marche)

AGCテクノグラス株式会社の耐熱性ガラスをメインとした料理用品ブランドのiwakiのオンラインショップサイトです。
ハッシュタグ「#iwakiのある暮らし」を入れてInstagramに投稿した一般ユーザーの投稿を、Webサイトに掲載し紹介しています。Webサイトに掲載されることで一般ユーザーにとっては高揚感がありファン化が進むUGC施策です。
またInstagram公式アカウント(@iwaki_marche)では、耐熱ガラスの器を使った盛り付けなどの画像での投稿がされており、一般ユーザーの投稿(UGC)をリポストすることも運用に加えています。

イメージ図:iwakiのオンラインショップサイトで一般ユーザーがInstagramに投稿したUGCを掲載しているWEBページ

UGC事例②キャンペーン

カゴメ株式会社

>>参考:Twitter公式アカウント_【公式】カゴメ(@KAGOME_JP)

食料品メーカー、カゴメ株式会社の公式Twitterアカウントです。
2022年7月からUGCキャンペーンを開催しています。このキャンペーンの参加条件の一つとして、ピザトーストのデコレーションした画像で投稿することが必須項目となっています。ハッシュタグ「#デコピザアート展覧会」をタップし検索すると、たくさんのかわいらしいピザトーストが表示されます。
SNSキャンペーンを実施するのであれば、少しでもファンとの交流や確度の高いユーザーと繋がりたいところです。むずかしいテーマでは参加しづらいため、夏休みシーズンに手軽に作ることのできるピザトーストというのは良いお題だったと思います。

イメージ図:カゴメTwitter公式アカウント_UGCキャンペーン事例で#デコピザトーストのデコレーション写真の投稿を募る企画

UGC事例③コンテンツ強化

江ノ島電鉄株式会社

>>参考:Twitter公式アカウント_えのでん【江ノ電公式】(@Enoden_OFFICIAL)

通称「江ノ電」こと神奈川県藤沢市の江ノ島電鉄株式会社の公式Twitterアカウントです。
毎年9月1日に開業記念日に、ハッシュタグ「#江ノ電の日」や「#江ノ電」を入れた投稿が地元ユーザーや江ノ電ファンから投稿されます。大きなプロモーションではないのですが、江ノ電ユーザーやファンなら知っている記念日に湘南の海をバックに走る電車やノスタルジックな写真が投稿されています。公式アカウントは一般ユーザーからの投稿(UGC)をリツイートしてタイムラインに投稿しているので、他のユーザーも投稿してみようと思う運用方法です。
Twitterで「江ノ電」と検索すること、多くのベストショット画像付きの投稿が、公式アカウントの投稿数を超えるためコンテンツ強化になっていることが分かります。

イメージ図:江ノ島電鉄Twitter公式アカウント_毎年9月1日開業記念日の#江ノ電の日投稿は電車のUGCがとうこうされる。UGCによる投稿は公式アカウントの投稿数を超える数となりまた良い写真が多い

ホワイトペーパー表紙:「UGC」とは?必要とされるSNS運用とは?!

「UGC」とは?必要とされるSNS運用とは?!(無料ダウンロード資料)

デジタルマーケティングで耳にする「UGC」とは?「User Generated Contents」と言って、ネット上にあるユーザー(ファン)により作成されたコンテンツの総称です。特にSNSでは、既存ユーザーにより投稿されたコンテンツは、一般ユーザーに好意的に受け入れられる傾向があります。潜在顧客にファンになってもらうSNSマーケティングを、UGCで実現するためのポイントをご紹介します。

ダウンロードはこちらから

 

SNSにおけるUGCのメリット

・マス広告に並ぶ新たなコンテンツマーケティング

長年においてテレビCMや新聞や雑誌などのマス広告によるマーケティングが主流とされていましたが、インターネットから始まりSNSも普及した現在では情報収集の多様化が進み、友人知人・家族からではないネット上の「クチコミ」が、商品やサービスのイメージすら左右するようになってきています。

・ユーザー参加のコンテンツが増える

多くの一般ユーザーが商材の写真をSNS上に投稿することで、そのSNS上での検索対象が増え今までリーチできなかったユーザーに認知されるチャンスが増えることになります

・多様なクチコミ

UGCの中には商材の新しい発見や利用方法など、自社では気が付かなった観点での投稿もされることがあります。

<クチコミの傾向>
・その商品の感想
・実際に利用した画像
・購入方法
・企業が紹介していない利用方法
など

 

まとめ:UGCを活用してブランディング強化

今回は、UGCに関する基本的な説明と、企業アカウントのUGC活用事例の紹介をさせていただきました。 企業アカウントであるからこそ一般ユーザーの投稿を活かすことでファンとの関係強化に繋がるチャンスになることが見えて来たと思います。

UGC活用のポイントは下記の通りです。


・一般ユーザーの投稿が公式アカウントに採用されていることが分かると他ユーザーも投稿してみようと思ってもらえる。
・SNSキャンペーンの参加条件のお題に使える。
・UGC投稿時に付けてもらうハッシュタグを提示する。

 

アディッシュではUGCを活かしたSNS運用をサポートいたします。

アディッシュでは、BtoC企業のSNSマーケティングにおいて、UGCはとても重要だと考えています。 お客様の業種業態に合わせて、どうアクションを起こすのが適切か、一緒に考えさせていただきます。気になる点や質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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