Instagram広告をスタートする際に、SNS担当者にとって気になるのがターゲット設定です。どのようなターゲット設定で絞り込みが可能なのか、また何を決める必要があるのかなどが挙げられます。
そこで今回は、広告の設定画面で求められる「目的(キャンペーン)」と「ターゲット設定(オーディエンス)」について確認してまいります。また併せてInstagram広告の準備や運用に便利なツールもご紹介いたします。
< 目次 >
・Instagram広告の掲載場所と広告の種類について
・Facebookビジネスマネージャで一括管理
・広告画像内のテキスト要素は20%まで!とは
・広告の目的は11パターン
・Instagram広告のターゲット設定について
・まとめ:Instagram広告は詳細なターゲット設定で絞り込みが可能!
Instagram広告の掲載場所と広告の種類について
広告の掲載場所はフィード(タイムライン)とストーリーズの2つがあります。 広告の種類は6種類あり、写真広告、動画広告、カルーセル広告、ストーリーズ広告、コレクション広告、インスタントエクスペリエンス広告があります。
「掲載場所」を選択し、「どの種類の広告」にするかプランを立て、クリエイティブや文章などの投稿コンテンツの準備をして下さい。
関連ブログ記事:
Instagram広告でさらなるリーチ!広告の種類とビジネスアカウント事例
Facebookビジネスマネージャで一括管理
「Facebookビジネスマネージャ」はFacebookページとInstagram広告などの運用が一元管理できるツールです。また社内担当者と運用代行サービス会社に権限を付与することが可能で、複数の担当者で運用管理ができるのでとても便利です。
主に2つ「管理者アクセス」と「社員アクセス」があります。運用代行サービス会社には「社員アクセス」で権限付与するようにして下さい。
また、ビジネスマネージャ上では表示されませんが、メールアドレスと個人用のFacebookアカウントがログイン設定に必要ですので、登録予定の担当者がFacebookのアカウントがない場合は準備が必要になります。
>>参考:Facebookビジネスマネージャ
広告画像内のテキスト要素は20%まで!とは
画像(静止画)や動画内の文字が20%未満だとパフォーマンスが上がるという理由で、Facebook社は広告におけるクリエイティブ上のテキスト量が推奨以上の場合、表示されないことがある様です。
広告配信側としては、キャンペーンの場合など、情報を多く盛り込みたいところですが、広告が非表示になり掲出が減ることは避けたいものです。そこで下記ツールで、テキスト要素のチェックをしながら制作することをお勧めします。
容量がオーバーしていると診断されると、クリエイティブ内の文字のサイズを小さくするなど調整が必要なため、まずはデザインし制作したら容量チェックをすることが先決です。
>>参考:Facebook Text Overlay Tool
Facebook画像テキストチェック
>>参考:CREA編集部(Instagram公式アカウント)広告
crea_magazine
画像内には雑誌のタイトルと特集内容が分かるキャッチコピーのみで、分かりやすくおしゃれに作成されてるクリエイティブ事例。
>>参考:FACEBOOK for Business 広告ヘルプセンター
広告画像のテキストについて
広告の目的は11パターン
Instagramでは広告のことを「キャンペーン」と言います。管理画面で新規広告を作成する際に、「キャンペーン:目的を選択してください」という画面で、 「目的」を選択してから設定が進むため、下記の11パターンを確認し広告の計画を立てておくことをお勧めします
大項目 | 認知 | 検討 | コンバージョン |
目的の 効果 |
サービスの認知・拡散 | 商材の購入推進 | サービスを認知させ、かつ自社サイトへの流入・コンバージョン強化、商材認知 |
選択する 項目 | ・ブランドの認知度アップ ・リーチ |
・コンバージョン ・カタログ販売 ・来店数の増加 |
・トラフィック ・メッセージ ・リードを獲得 ・動画の再生数アップ ・アプリのインストール ・エンゲージメント |
Instagram広告の「目的」は運用でフェーズごとに変わります。
配信したい広告は何のためかを改めて確認しましょう。
(例)
・アカウント開設時
フォロワー増加やアカウント認知をを狙って「ブランド認知度アップ」を選択
・キャンペーン開催時
「エンゲージメント」の「イベント参加者を増やす」を選択
・アプリのローンチ時
「エンゲージメント」の「アプリインストール」を選択
Instagram広告のターゲット設定について
Instagram広告のメリット
Facebookで連携していないユーザーでも、投稿内容やエンゲージメント(いいね!など)の傾向から興味・関心を分析されているため、ターゲット設定ではリーチしたいユーザー層を細かく絞り込めます。詳細なターゲット設定によりマス広告よりも狙った層にリーチできる点はInstagram広告のメリットです。
オーディエンス設定画面
Instagramではターゲット設定のことを「オーディエンス」と言います。
管理画面では「オーディエンス」と表示されます。
(1)カスタムオーディエンス
リーチしたいユーザーのメールアドレスや、FacebookユーザーIDなどを指定して、広告をピンポイントで表示させられる設定です。
オリジナルのでデータ等が必要となるめ、カスタムオーディエンスを使用せずに、下記の項目をフル活用することが多いです。
(2)地域
国、市区町村、郵便番号などの情報からターゲットを「地域」限定することが可能です。
さらにプルダウン項目では「この地域すべての人」、「この地域に住んでいる人」、「最近この地域にいた人」、「この地域を旅行中の人」と絞り込めるので、地域限定キャンペーンなどにも活かせます。
(3)年齢
広告を閲覧してほしいユーザーの年齢の設定が可能です。
「13歳」から「65歳以上」での設定可能です。65歳までは細かく年齢設定ができるので、リーチしたい層をかなり限定することが可能です。
(4)性別
性別については「すべて」、「男性」、「女性」の3つの選択が可能です。
例えば、女性向けクリスマスコフレなどのコスメの広告であれば「女性」を選択することになります
(5)言語
広告をリーチさせたいターゲット層の言語の指定は、世界に向けての発信だけでなく、日本在住の外国の方向けに指定可能です。 例えば、東京在住の韓国の方向けの配信であれば「韓国語」を指定します。
(6)詳細ターゲット
下記の中項目から、詳細なターゲットの趣味趣向とライフスタイル設定が可能です。
例えば、中項目の「利用者層」を選択すると、「子供がいる人」など詳細が選択できるため、具体的なペルソナ設計が必要になります。
< 中項目 >
・利用者層
・興味関心
・行動
(7)つがなり
Facebookページも運用している場合に有効です。Facebookページ、アプリ、イベントでやり取りをしたり、やり取りをした利用者の友達である場合も「つながり」を持ったと認識されターゲット設定ができる機能です。
日本国内の場合を想定すると、実名制のFacebookカウントをInstagramアカウントと連携している一般ユーザー数があまり多くないため、リーチ数が確実に伸びることは保障できません。
>>参考:FACEBOOK for Business
つながりを利用したターゲット設定について
まとめ:Instagram広告は詳細なターゲット設定で絞り込みが可能!
リーチしたいペルソナを準備をしましょう!
今回は、Instagram広告の「目的」と「ターゲット設定」についてご紹介しました。
広告配信前に決めておくべきポイントは、広告をリーチさせたいターゲット層のペルソナの準備だということも分かりました。
SNSで公式アカウントを開設する際に必要となる、「ターゲット(オーディエンス)層の具体像=ペルソナ」について、Instagram広告をプランする前に、改めて明確化することをお勧めします。
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