「インスタ映え」文化を確立したInstagram(インスタグラム)

2010年にサービスを開始し、2014年に日本語サービスを開始してから国内におけるアクティブユーザー数は伸び続けており、2015年6月810万人であったユーザー数が、2017年10月には2,000万人を突破しています。

また、先進国ではSNSの登録ユーザーが伸び悩む中、Instagramは2017年9月には世界での日間アクティブユーザーが5億人となっています。

画像による情報共有はコミュニケーションのハードルが低いため、特に日本国内では女性のライフログとなり「インスタ映え」を狙ったアングルでの画像や動画が投稿されています。
個人の利用者が増加しているのはもちろんのこと、Instagramを活用しユーザーとのコミュニケーションに結び付けている企業アカウントも多くなってきました。

そもそも画像の投稿だけで何ができるのか?!どのような画像を投稿をすればいいのか、どのような投稿プランがいいのか、試行錯誤されているSNS担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、企業がどのようにInstagramを活用しているのか事例をご紹介します。

>>参照:Instagram、国内月間ユーザー2000万人突破 ビジネス利用も活発
>>参照:Statista Number of daily active Instagram users from October 2016 to September 2017 (in millions)

 

Instagram(インスタグラム)の特徴

改めてInstagramのプラットフォームとしての特徴を確認しましょう。

  • 実名制である必要がないため、一般ユーザーは気軽にスタートできる。
  • 20代30代を中心とした女性のライフイベント共有の場となっている。最近では40代の女性ユーザー主婦層も増えている。
  • 写真や動画で視覚的にアピールすることができる。
  • ライブ配信にはフォロワーからのメッセージが表示され、コミュニケーション型のライブイベントが企画できる。
  • #(ハッシュタグ)をフォローすることができるので、フォロワー以外のユーザーとも接触できる、#(ハッシュタグ)次第で潜在顧客と繋がるチャンスを得られる。

 

実際に企業アカウントが、どのようにInstagramを活用しているのか事例をみて参りましょう。

CS対応するアカウント

事例1:青山フラワーマーケット

aoyamaflowermarket

青山フラワーマーケットでは、季節やイベントに合わせたフラワーアレンジメントの写真やおすすめの花の写真を投稿しています。 利用するSNSとして、まさに商材の良さを活かすことができるのがInstagramだったといえます。
ウォール表示した際に花の写真集となるため、ターゲット層へのアプローチは格別です。

アカウントイメージ:青山フラワーマーケット

注目点は、CS的窓口としても運用しているところです。ユーザーからの質問や好意的なコメントに対してきちんと返信対応しており、ユーザーはInstagramの公式アカウントを通して疑問点を解消できることで、より商品に興味を深めることができます。
問合せの内容は、花の品種や、投稿画像のブーケを販売している店舗の場所など様々ではありますが、Instagramでも購買に繋がる顧客対応をしっかりと行なっている点は参考したいところです。

アカウント投稿イメージ:青山フラワーマーケット

 

「Instagramショッピング」でECサイトとの連動

事例2:ZOZOTOWN

zozotown_official

ZOZOTOWNのInstagramアカウントでは、服やシューズ、スマホケースといった小物に至るまで、あらゆる身の回りの衣類、生活雑貨を網羅し紹介投稿しています。 ECサイトというイメージより、ファッション誌をイメージさせる運用がされています。

アカウントイメージ:ZOZO TOWN

投稿には商品購買へ繋がるように、「Instagramショッピング」を活用し画像をタップすると商品名と商品価格が吹き出しで表示されるように設定し、自社ECサイトへリンク誘導できるようになっています。
ユーザーが興味をもった時点でECサイトへの流入へ繋がる仕組みは、購入へのサポートとなります。SNSで発生した新たなカスタマージャーニーの一つです。

投稿イメージ:ZOZO TOWN

※Instagramヘルプセンター 「Instagramでビジネスの製品を購入してもらえるようにするにはどうすればよいですか。」

 

#(ハッシュタグ)テーマで写真を募集

事例3:H.I.S. japan

his_japan

エイチ・アイ・エスのアカウントでは旅行好きの一般ユーザーから、#(ハッシュタグ)テーマに関連する写真を募集し、選抜してシェアする運用をシリーズ化しています。

アカウントイメージ:H.I.S_JAPAN

 

投稿イメージ:H.I.S._JAPAN

こちらは「#ヤケイのセカイ2018」で募集した中から選抜された投稿です。

注目点は、公式アカウントに選ばれることを楽しみにしているファンとの関係を確立している点です。

決して賞品があるキャンペーンではなくても、旅行に行ったユーザーだからこそ共有したい「旅行写真」をベースに、コミュニティ空間をInstagramで実現しています。

ファンが気軽に参加でき、上質な写真を共有してもらえることはInstagramでは特に有益で、アカウントのブランディングに繋がっている好例と言えるでしょう。

 

ファンで成り立つコーディネートカタログ

事例4:UNIQLO ginza

uniqlo_ginza

ユニクロでは公式アカウントとは別に、グローバル旗艦店「ユニクロ銀座店」に特化した公式アカウントをInstagramで運用しています。 店舗紹介の投稿はわずかで、ファッション誌をイメージさせる投稿内容は、Instagramユーザーを理解している運用方針を感じさせられます。

アカウントイメージ:uniqlo_qinza

商品の拡散に繋がるよう、公式アカウントでは各商品に#(ハッシュタグ)を指定しています。
例えばシャツのコーディネートでは「#ユニシャツ」といれて投稿された中から、ユニクロが選定し紹介しており、商材のファンがこぞってコーディネート投稿に、そのハッシュタグを加えます。

一般ユーザーも自身の投稿が公式アカウントに紹介されることにより、ユニクロのファンになり、さらに他のファンと繋がることができる、コミュニティが形成されています。

また、コーディネートが多く集まることから、アカウント自体がコーディネートカタログ化され、フォロワーが繰返し閲覧をしていることから、コンテンツとしても成長を遂げている事例です。

投稿イメージ:uniqlo_ginza

 

まとめ:Instagram運用は、ひと工夫でコミュニティが生まれる。

SNSマーケティングは、売上などのコンバージョンに直結しないながらも、プライベート領域でファンとの接点を持つことで、カスタマージャーニーを後押しすることが可能です。

今回紹介した事例は、企業アカウントが高いレベルの写真(クリエイティブ)を大量に準備しなくても、ユーザーの投稿を紹介することで運用が成り立つということを教えてくれました。またユーザーの承認欲求を公式アカウントが満たすことで、より商材のファンになる流れは、InstagramだけでなくSNS全般の運用で重要なポイントと言えるでしょう。

上記事例で得られたヒントは、Instagram運用は画像だけでなく、ひと工夫することでアカウント独自のコミュニティを形成できることが分かりました。 是非、Instagramを集客やユーザーコミュニケーションに取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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