Twitterの企業アカウントにとって、返信機能を活用して一般ユーザーとコミュニケーションを取ることは重要です。Twitterの特徴的な返信方法としてリプライとメンションツイートがありますが、SNS運用担当者の方の中には、混同している場合があるため、今回はメンションツイートの特徴やリプライとの違いなどをまとめました。
Twitter返信機能のリプライについて
< 目次 >
・メンションツイート(@ユーザー名)とは
・改めてリプライとメンションの違い確認
・メンションされたユーザーの画面表示
・メンションツイート(@ユーザー名)は複数名入れて投稿可能
・メンションツイートのメリットと注意点
・Twitter社が「アンメンション」非メンション機能を発表
・まとめ:メンションツイートは@ユーザー名に気が付いてもらうために活用
メンションツイート(@ユーザー名)とは
ツイートに「@ユーザー名」が含まれているツイートです(文頭以外)。
相手のユーザー名を文章内に加えて投稿する方法で、その「@ユーザー名」の方に話かけている投稿として認識されています。また、そのアカウントの紹介を兼ねて文中に「@ユーザー名」を加えてメンションツイートする場合もあります。
>>参考:キユーピー公式(@kewpie_official)2021/8/27投稿より
調味料メーカー、キユーピー株式会社の公式Twitterアカウントです。
引用リツイートしつつ、投稿文に引用元の焼肉のたれで有名なエバラ公式アカウントを紹介するかたちでメンションツイートしています。
改めてリプライとメンションの違いを確認しましょう
ちなみにそれぞれの英語の意味を理解すると特徴が分かりやくなります。
・英語でreply(リプライ)は返答、応答するの意味
・英語でmention(メンション)は言及する、名を挙げる、~について触れるの意味
■リプライ
・ある特定のツイートに対して返信する。
・そのツイートの下部にある吹き出しマークをタップして投稿する。
・「コメントが付いた」と言われる。
・自分とリプライしたアカウントのフォロワーのタイムラインに表示される。
■メンション
・先頭以外のツイート文に「@ユーザー名」を入れて、そのユーザーに関する内容を投稿する。
・「タグ付けする」と言われる。
・リプライや、引用リツイートも利用可能。
・メンションしたアカウント(@ユーザー名)に呼びかける投稿として利用される。
・自分のフォロワーのタイムラインに表示される。
メンションされたユーザーの画面表示
鈴マークに通知バッジで表示される。
メンションされた方には鈴マークに通知表示されます。
鈴マークをタップすると「通知画面」に入り、さらに「@ツイート」タブをタップするとメンションツイートがまとめられ表示されます。
参考:ファミリーマート公式返信用アカウント(@famima_reply)
下記は筆者が、ファミリーマートが3月実施の新商品キャンペーンに当選した当時のメンションツイートです。
ファミリーマートはキャンペーンの返信専用のアカウントを設け、キャンペーン当選者へのメンションツイートなどを投稿して当選者に連絡していました。目的や役割に応じてアカウントを使い分けている点など見習たい点です。
メンションツイート(@ユーザー名)は複数名入れて投稿可能
一つのツイートに複数メンションを入れて投稿することも可能です。また、「@ユーザー名」の全員のそれぞれの「通知」に表示されます。
欧米系の企業アカウントなどでは複数アカウントを入れたメンションツイートを頻繁に見かけます。そのメンションしたアカウントの認知にも繋がるという利点を活かしているようです。
>>参考:NASA(@NASA)2021/9/5投稿より
アメリカ航空宇宙局、NASAの公式Twitterアカウントです。
宇宙飛行士の活動日程をお知らせする投稿をしています。宇宙飛行士のTwitterアカウントをメンションすることで、それぞれのアカウントの認知につながっています。
メンションツイートのメリットと注意点
改めてメンションツイートの使用時のメリットやそれに伴う注意点を抑えておきましょう。
メリット
(1)メンションした方(アカウント)に気が付いてもらいやすい。
(2)自身のプロフィール画面、自身のフォロワーのタイムラインに表示されるので、拡散に繋がる。
注意点
(1)メリットではありますが、反面いろいろな方のタイムラインに表示されるため、プライベートや詳細なやり取りはダイレクトメール機能を使いましょう。
(2)フォロワー同士ではない場合は、相手アカウントに失礼になる場合があるためメンションツイートは好意的な投稿のみに使用しましょう。
Twitter社が「アンメンション」機能を発表(非メンション)
アメリカTwitter社ではメンションツイートによる嫌がらせや、意図していないメンションによる拡散を自身で防ぐことができる「Unmention Yourself」機能を実証実験しています。
今年2021年6月にTwitter社のドミニク氏(プライバシーデザイン担当者)による投稿で、一部地域(国)で非メンションのテストが開始されたことが明らかになりました。そして多くのユーザーに使った感想などを求めています。
自身が知らないユーザー(フォローしていないユーザー)にメンションツイートされた際に、「Unmention Yourself」アイコンが表示されタップすると、そのメンションツイートから自分のアカウント名が削除されます。さらにメンションしたユーザーから再びメンションツイートされずに済むそうです。
>>参考:Dominic Camozzi ドミニク氏(プライバシーデザイン担当者)@_dcrc_ (2021/06/15投稿より)
ハッシュタグ以外に、メンションツイートをすることで一般ユーザーが企業アカウントに交流やヘルプを求めてくることもあるため、今さらですがメンションツイートについてまとめさせていただきました。SNS担当者の皆さんのお役に立てれば幸いです。
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