国内外問わず、オリジナルのコンテンツを長期的にかつ定期的に続けることはSNS運用担当者にとって負担になる点だと思います。特に海外向けの公式アカウントであれば、尚さらだと思います。投稿プランを立てるためにターゲット地域(国)ごとの「投稿カレンダー」の準備が必要になります。

そこで、英語圏であるアメリカ・イギリスの企業・団体アカウントの7月から9月の事例と合わせて「投稿カレンダー」について説明したいと思います。

<< 目次 >>
・SNS運用の基本!長期的な投稿プランを準備しましょう
・海外向けのSNSマーケティングのポイント!地域ごとの情報収集
  └Twitter 社から投稿カレンダー情報が共有されています
・海外の投稿カレンダー事例(企業アカウント事例)
 ■7月投稿事例
  7月17日:#WorldEmojiDay
  7月21日:#NationalIceCreamDay
 ■8月投稿事例
  8月26日:#NationalDogDay
 ■9月投稿事例
  9月6日: #NationalReadABookDay
  9月19日:#TalkLikeAPirate
  9月29日:#NationalCoffeeDay
・まとめ:夏季はリアルイベントではなくSNS上のイベントカレンダーを重視している企業が多い

 

SNS運用の基本!長期的な投稿プランを準備しましょう

SNSの公式アカウントを海外向け情報発信のオウンドメディアとして活用する場合、 長期的に運用することをお勧めします。
それは、公式アカウントが活きた運用をすることで一般ユーザーに安心を与えることはもちろん、各SNS(プラットフォーム)上で検索される際に、対象アカウントとして定期的に更新しているものが優先されるためでもあります。

 

海外向けのSNSマーケティングのポイント!地域ごとの情報収集

地域(国)ごとに季節のイベントに違いがあるため、祭日や国のイベントを取りまとめて準備することで月々の投稿を計画的に進めることが可能になります。

Twitter 社から投稿カレンダー情報が共有されています

>> 参考:Twitter Business
@TwitterBusiness 2019/9/10投稿より(英語)
Twitter Businessアカウントより定期的にカレンダー紹介の投稿がされています。
URL(画像部分)をクリックするとWebサイトにリンクされ、そのWebサイトでは、季節ごとのイベントと話題になる#ハッシュタグの紹介があり、さらに(PDF)がダウンロード出来ます。 ぜひ、海外SNSマーケティング担当者の方々は利用されるといいと思います。
参考イメージ:Twitter Bsuiness公式アカウントの投稿より

 

海外の投稿カレンダー事例(企業アカウント事例)

さっそく、7月から9月のアメリカやイギリスのSNS投稿事例をご紹介します。

■7月投稿事例

7月17日:#WorldEmojiDay

#絵文字の日
SNSやネットで利用されている絵文字アイコンの日。諸説ありますが、当初iOSの「カレンダー」アイコンの日付が7月17日だったからだそうです。

●Kennedy Airport(Twitter)

@JFKairport
世界でも有数のハブ空港である、ジョン・F・ケネディ国際空港の公式Twitterアカウントです。
こちらの普段の投稿では、ハッシュタグは「#JFK」だけとシンプルな内容で運用されています。投稿内容は、空港の運行状況や、落とし物センターWebサイトの紹介など、公式情報をタイムリー配信しているため、SNS上で面白い投稿をすることはほぼありませんが、年に数回、空港情報とあわせて、「#WorldEmojiDay(世界絵文字デー)」のようにSNSユーザーにウケる投稿をしてカジュアル感を演出しています。

参考イメージ:ジョン・F・ケネディ国際空港の公式Twitterアカウント投稿より

●Marvel Entertainment (Twitter)

@Marvel
アメコミ出版社(アメリカン・コミック)のマーベル・コミック社の公式Twitterアカウントです。
映画・出版情報や、ヒーローのイラスト画像などを投稿しているためフォロワーも多く、投稿に対してのファンからのエンゲージメントも高く、ファンとのコミュニティとして運用されている様子も伺えます。
「#WorldEmojiDay(世界絵文字デー)」では、絵文字を列挙し、いままで出版されたコミックのタイトルが分かるかどうかを、フォロワーに質問するクイズ形式の内容で投稿をしていました。
参考イメージ:マーベル・コミック社の公式Twitterアカウント投稿より

7月21日:#NationalIceCreamDay

#アイスクリームの日

●Breyers(Facebooページ)

@breyers
ユニリーバ・グループのアイスクリームブランド「Breyers」の公式Facebookページです。
アメリカでは馴染みのある商品で、すでに認知力は高いはずですが、「#NationalIceCreamDay(アイスクリームデー)」では、 FacebookページとInstagramで連動した商品プレゼントキャンペーンが実施されていました。
またTwitterでは5日前から、Twitter限定のキャンペーンも実施されており、全てのSNSアカウントをフル活用してイメージアップとなるキャンペーンを実施している点は参考にしたい点です。

参考イメージ:アイスクリームブランド「Breyers」の公式Facebookページ

 

■8月投稿事例

8月26日:#NationalDogDay

#犬の日

●National Gallery of Art(Twitter)

@ngadc
アメリカ、ワシントンD.C.にあるアメリカを代表する国立美術館の公式Twitterアカウントです。 投稿されている内容は、開館時間のお知らせから、常設展示の格式高い絵画などの解説コンテンツ、また市民参加型のデッサン体験教室などの情報もあり、幅広いコンテンツ力を感じるアカウント運用です。
Facebookページでは、美術的知識を広める読み物となるような内容を投稿し、Instagramではストーリーズ機能を利用して「#NGAsketch」スケッチ会の紹介をするなど、各SNSの特徴を活かした投稿をしているのでSNS運用の参考にしたい点が多いです。
Twitterでは、「#NationalDogDay(犬の日)」に併せてアメリカの20世紀近代絵画から犬モチーフの作品を利用して投稿していました。
参考イメージ:National Gallery of Art、国立美術館の公式Twitterアカウント投稿より

●Londonist(Twitter)

@Londonist
ロンドンの情報Webサイト「LONDNIST」の公式Twitterアカウントです。
大小様々なイベント情報や、地下鉄などの交通情報、グルメ情報を発信しているWebサイトをメインメディアとしているため、SNSからWebサイトへ誘導できる様に、各投稿文にはWebサイトのリンクが設定されています。各SNSを拡散ツールとして活用している事例です。
こちらの投稿は、イベントの告知で「#NationalDogDay(犬の日)」の前日に投稿されており、ロンドン美術館で市民参加型の、犬と一緒にヨガをするイベントが開催されるお知らせを投稿しています。
「今日は何の日」に合わせて、公共機関でリアルイベントが開催されることが発見でもあります。

参考イメージ:ロンドンの情報Webサイト「LONDNIST」の公式Twitterアカウント投稿より

 

■9月投稿事例

9月6日: #NationalReadABookDay

#読書の日

●Stormy (Twitter)

@NHLStormy
ナショナルホッケーリーグ(NHL)のチーム、CAROLINA HURRICANES(カロライナ・ハリケーンズ)のマスコットキャラクターの公式Twitterアカウントです。
Stormy君は、会場でサポーターに挨拶したり、応援を盛り上げたりとファンとチームの間を取り持つコミュニケーターとして人気者です。Twitterではロッカールームの選手とのオフショットや、おふざけ動画など、可愛いStormy君を最大限に活かしている運用をしています。
「 NationalReadABookDay(読書デー)」では、読書をしそうにないStormy君が、子供向けのアイスホッケー解説絵本を読んでいる、かわいらしい投稿をしていました。

参考イメージ:CAROLINA HURRICANESのマスコットキャラクターの公式Twitterアカウント投稿より

9月19日:#TalkLikeAPirate

#パイレーツ(海賊)のように話そう!の日

●Microsoft Store (Twitter)

@MicrosoftStore
マイクロソフトストアの公式Twitterアカウントです。
「#TalkLikeAPirate(海賊のように話そう)」の日の投稿では、おとぎ話に出てくる海賊のセリフを最初に添えて、マイクロソフトによって開発されたAIアシスタントで、Cortana(コルタナ)を使って仲間を探して埋蔵されているお宝を探せ!と商品の紹介をしつつ面白投稿しています。
こちらのアカウントは、常に洒落っ気のあるクリエイティブ(イラスト画像)と合わせて投稿しています。

参考イメージ:マイクロソフトストアの公式Twitterアカウント投稿より

9月29日:#NationalCoffeeDay

#コーヒーの日

●The Seattle Times(Twitter)

@seattletimes
アメリカの有力紙の一つ、シアトルタイムズ紙の公式Twitterアカウントです。
普段は、政治、産業や経済など重めのニュースを紹介し、メインメディアであるWebサイトの詳細情報へリンクさせている投稿スタイルです。
こちらの投稿では「#NationalCoffeeDay (コーヒーの日)」に合わせて シアトルがコーヒー都市1位を主張しているという軽めのローカルニュースを紹介しており、まさにコーヒーブレーク的な内容です。

参考イメージ:シアトルタイムズ紙の公式Twitterアカウント投稿より

●Starbucks(Instagram)

Starbucks Coffee
スターバックスのアメリカの公式Instagramアカウントです。
「#NationalCoffeeDay(コーヒーの日)」は、取り扱っている商材のコーヒーが注目される日ということもあって、5日前から、特別にデザインされたクリエイティブ(イラスト画像)で連投しています。
コーヒーのある生活と、たわいもないメッセージを投稿しています。普段は商品紹介や、社会奉仕活動の共有などの投稿もされていますが、基本的にはクリエイティブ(写真やイラスト画像)などのイメージが統一されており、オシャレ感漂う投稿は、ブランドイメージをキープしている運用として参考になるアカウントです。

参考イメージ:スターバックスのアメリカの公式Instagramアカウント投稿より

 

まとめ:夏季はリアルイベントではなくSNS上のイベントカレンダーを重視している企業が多い

実はSNSで盛り上がるキーワード以外に、欧米では7月~9月の夏のシーズンは、リアルイベントが多く、例えば、音楽ライブフェスや、新学年始まり(#BackToSchool)など一般ユーザーが盛り上がっている#ハッシュタグが数多くあります。

しかし、今回チェックしたところ、意外にもリアルイベントというよりも、SNS上でも盛り上がる「今日は何の日」に注力している企業・団体アカウントが多かったと思います。

春・初夏シーズン4月~6月のブログ記事にも触れておりますが、
全ての「#きょうは何の日」に絡む必要はなく、自社商材イメージに合わせて選択しコンテンツの準備することをお勧めします。
海外SNS運用担当者の方々は、はずは、自社商材とシーズントレンドを見合わせて、投稿プランを立てるために、ターゲット地域(国)の投稿カレンダーを準備してみてはいかがでしょうか。

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