毎年恒例の夏の風物詩として、X(Twitter)では多くの企業が七夕にちなんだ投稿をしています。そこで、2024年の七夕に企業アカウントがどのような七夕投稿をしたのか事例をいくつかご紹介します。

< 目次 >
七夕当日にX(Twitter)のトレンドワード
トレンドワードの上位に入る「七夕ゼリー」とは
自社商品を使って七夕ゼリーを作った投稿
短冊メーカー
社内や店舗の七夕飾りを紹介
公式キャラクター・ゆるキャラでの投稿
商材で面白い投稿
短冊に願いを書いて投稿
七夕のために準備したクリエイティブ画像で投稿
素敵な風景・夜景写真で投稿
まとめ_夏の始まりのイベントとして投稿してはいかかでしょうか

タイトル画像:七夕のX(Twitter)企業アカウント投稿事例(2023)

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七夕のX(Twitter)企業アカウント投稿事例(2023)
季節のイベントである七夕はSNSでも盛り上がります。2023年も多くの企業アカウントがX(Twitter)で七夕にちなんだ投稿をしていました。X(Twitter)運用のヒントとなるような七夕の投稿事例をまとめました。

■七夕当日にX(Twitter)のトレンドワード

7月7日のX(Twitter)のトレンド画面には、七夕に関連したワードが上位にランクインします。エンゲージメント数を伸ばす機会にもなるので、これらのワードを投稿内容に加えることをおすすめします。

・七夕
・七夕祭り
・七夕の日
・七夕ゼリー
・短冊
・短冊メーカー
・織姫と彦星
など

 

■トレンドワードの上位に入る「七夕ゼリー」とは

「七夕ゼリー」は、毎年七夕になるとSNSで話題となる人気のデザートのことです。
X(Twitter)の投稿には、大きく2つのパターンがあります。一つは、学校給食で七夕ゼリーを食べた思い出を語るもので、地域や年代によって給食のメニューに無かった方もいるようですが、様々な思い出が共有されています。もう一つは、七夕をイメージしたゼリーの写真を投稿するもので、涼しげなブルーや天の川を模したゼリーの写真とともにレシピなどが投稿されています。

・埼玉大学生協

@sucoop2015 2024年7月1日投稿より
国立大学、埼玉大学の大学生協の公式X(Twitter)アカウントです。
学生に向けて七夕ゼリーの販売告知を投稿していました。卒業シーズンには、袴のレンタル予約会のご案内や、取り扱い書籍の紹介、学食のメニューや営業時間のお知らせなど、様々な情報を発信し、X(Twitter)版のお知らせ掲示板としての運用をしています。

投稿イメージ:2024年7月1日に埼玉大学は早めに七夕ゼリーの告知投稿をしていました。

・アイラップ【公式】

@i_wrap_official 2024年7月7日投稿より
合成樹脂などを用いた生活用品や工業・農業製品を開発するメーカー、岩谷マテリアルの商品ブランド「アイラップ」の公式X(Twitter)アカウントです。
アイラップは、高密度ポリエチレン製の袋が加熱調理や食材保管ができるという商品であるという特徴から、一般ユーザーからの料理などに活用した投稿が多く、これらのユーザー生成コンテンツ(UGC)をアイラップ公式がリポストして紹介、さらにはSNS運用で有名なアカウント(中の人)と交流するなど、X(Twitter)を効果的に活用している企業として参考にしたい企業アカウントの一つです。
七夕当日は、七夕ゼリーについて触れていました。中の人が七夕ゼリーがメニューに無かった世代だったためか、食べてみたかったというメッセージが短冊メーカーによる文章で投稿されていました。

投稿イメージ:アイラップさんの2024年7月7日の投稿は短冊テキスト「給食で七夕ゼリーを食べてみたかった」とくすっと笑えるテキストと笹の写真で投稿されていました。

 

■自社商品を使って七夕ゼリーを作った投稿

自社の商品を活用し、七夕の夜空をイメージしたゼリー作りを紹介する企業アカウントも見受けられます。涼しげなブルーのゼリーに、星形や天の川に見立てたトッピングを施すなど、見た目も涼やかで美しいスイーツに仕上げ、視覚からも楽しませてくれます。また、これらの投稿では特別な材料を必要とせず、自社の商品で簡単に作れる魅力的なレシピも紹介した内容になっています。

・acure<アキュア>

@acure_official 2024年7月4日投稿より
JR東日本クロスステーションの自販機事業・飲料ブランドのacure(アキュア)の公式X(Twitter)アカウントです。
通常の運用では珍しい商品を販売する自販機や商品の紹介をする投稿をしています。七夕の投稿は、ゼリー商品を活かしたアレンジレシピを紹介していました。七夕の日の少し前に投稿しているので、投稿をみたユーザーがチャレンジできるのも投稿タイミングとして見習いたい投稿です。

投稿イメージ:JR東日本の自販機をよく見かけるアキュアでオリジナルのドリンクが販売されているのをこの投稿ではじめて知りました。七夕でタイムラインに表示されたことが発見ですね。

・無印良品

@muji_net 2024年7月3日投稿より
生活雑貨・衣服・食品などを製造販売する無印良品の公式X(Twitter)アカウントです。
新商品の紹介や、既存商品の魅力を再発見できるような情報を発信しており、商品の詳細については、自社のWebサイトにリンクを貼ることで、オウンドメディアへの流入強化としている運用のようです。
七夕の日にはソフトドリンクを使って作った七夕ゼリーの画像で投稿し、さらにリプライで材料や作り方の詳細を紹介しています。

投稿イメージ:無印良品で食料品が販売されているのは有名ですが、七夕にレシピや商品紹介があるとメロンソーダが売っていることも知ることができます。季節に合わせた投稿が必要だと納得です。

 

■短冊メーカー

笹の葉に飾る短冊を模した絵文字を用いて願い事を表現する投稿も数多く見られます。特に、短冊絵文字の作成に特化したウェブサイトを活用し、X(Twitter)上で視覚的に訴求力の高い投稿を作成する企業アカウントも多いです。これらの投稿では、企業がユニークな願い事を短冊に託し、フォロワーとのコミュニケーションを図る試みが見られます。七夕の日にX(Twitter)上は、各社の個性あふれる願い事投稿で賑わいを見せるようになりました。

>>参考:短冊メーカー
短冊の縦書きにしたいテキストを入力すると形状を整えて作成できます。X(Twitter)運用の担当者はぜひ活用して投稿を楽しいものにしましょう。

・オロナミンCドリンク

@oronaminc_drink 2024年7月7日投稿より
大塚製薬の商品ブランド、オロナミンCの公式X(Twitter)アカウントです。
面白い顔文字などの投稿で普段から面白い投稿が多く、昭和から話題の玉子を使ったドリンクのアレンジレシピの紹介や、イラストの間違い探しなど、楽しい運用をしています。
七夕の日には、短冊投稿で商品のブランドイメージに繋がるメッセージを発信していました。

投稿イメージ:オロナミンCの投稿はいつも面白いです。ぜひキャンペーンだけでなくアスキーアート的な投稿などの普段の投稿もご覧ください。

・ジャイアントコーン

@glico_giant 2024年7月7日投稿より
食品メーカー、グリコのアイスクリームブランドのジャイアントコーンの公式X(Twitter)アカウントです。
一般ユーザーの投稿(UGC)をリポストしてタイムラインで紹介したり、新商品の紹介だけでなく商品についての豆知識などの投稿が続いています。七夕の日の投稿では、商品の絵文字が欲しいという内容で投稿していました。有名ブランドならではの切実な願いをこめた投稿でした。

投稿イメージ:グリコ社のアイスクリームブランドで代表格の一商品。絵文字があったらとお願い事内容が良かったです。

・【公式】シャウエッセン

@schauessen_nh 2024年7月5日投稿より
食肉加工品のメーカー日本ハムのソーセージブランド、シャウエッセンの公式X(Twitter)アカウントです。
他社のX(Twitter)担当者である「中の人」との交流の様子を投稿したり、他にもシャウエッセンをメニューに取り入れている飲食店を紹介するネットイベントを実施したり、Webサイトに掲載されている商品を使ったレシピの紹介など、オウンドメディアの回遊にもX(Twitter)を活用しています。七夕の日には、暑くなる夏にももっと商品を味わってもらいたいという企業の願いが投稿されていました。季節メニューのそうめんと並ぶ野望をかくせない内容での投稿は面白い投稿でした。

日本ハムのシャウエッセンは日常に溶け込んでいる商品なので、多くの方からのUGCが投稿されています。そしてそれらをタイムラインで紹介しているのですが件数もちょうどよく、こちらも野球観戦したくなる投稿が最近では続いていまs。

 

■社内や店舗の七夕飾りを紹介

企業の公式SNSアカウントで、社内や社員宅で飾られた七夕の笹の写真を投稿する事例も見受けられます。会社の様子を垣間見ることができ、多くの人々から親近感を持たれています。

・楽天市場SNSサポート

@RakutenIchibaCS 2024年7月7日投稿より
インターネット通販大手、楽天市場SNSサポートの公式X(Twitter)アカウントです。
普段はシステム障害の公式発表や、発生している迷惑行為の事例のお知らせや、アプリなどの利用方法についての豆知識は、安心してユーザーが自社サービスを利用できるようにサポートするための情報をX(Twitter)で発信しています。
普段は正確な情報を分かりやすくお伝えすることを心がけているため固いイメージもあるアカウントですが、七夕には社屋のエントランスに飾った笹の写真と、実際の社員の短冊を紹介しており、それらの短冊にはプライベートの願いなどが書いてあり、とても親近感のわく投稿でした。

投稿イメージ:楽天SNSサポートの投稿は楽天のアプリの紹介などサービスや企業活動の情報も真面目なイメージの投稿が多いので、社内に笹を飾ったことなど知ると人間味がでるので良い投稿だと思いました。

・【公式】バイオハザード

@REBHPortal 2024年7月7日投稿より
ホラーアクションゲームの有名タイトル「バイオハザード」の公式X(Twitter)アカウントです。
プロフィール欄にあるように、バイオハザードの魅力を伝える目的で運用されています。ゲームの映像や画像を活用して投稿しており、「#バイオ大喜利」というシリーズ投稿ではゲームファンとの交流となるような投稿もしています。
ヘリコプターは重要なキーポイントとなるため、ヘリポートに笹を飾ってお願い事をしていました。画像を拡大表示すると、ゲーム内に登場するキャラクターの名前で短冊が書かれていることが分かります。ゲームの世界観を大切にしつつ面白味のある工夫が、ファンを大切にしていることが分かる投稿でした。

投稿イメージ:ゲーム内のプレイシーンや画像を投稿する一方で中の人の投稿がファンを喜ばせたい笑わせたいという気持ちが込められている投稿が運用担当者の参考になると思っております。

・Osaka Metro【公式】

@OsakaMetroOfcl
2024年7月5日投稿より
2024年7月11日投稿より
大阪市およびその周辺地域を走る地下鉄を運営する大阪メトロの公式X(Twitter)アカウントです。
運行情報とは別のアカウントで、こちらのアカウントでは沿線のグルメ情報や、イベント情報や、Youtubeの公式動画コンテンツの紹介などもしています。七夕の時期に、沿線の住民が短冊を書いて笹に飾れるように駅構内に設置している告知の投稿をしていました。また寄せられた多くの短冊は神社に奉納したという報告も翌日に投稿されていました。地域住民との交流を深めるいい企画だと思います。

投稿イメージ:電車や地下鉄の沿線に親しみがあっても沿線情報は鉄道ファンでない場合はなかなか知らないこともあるので、沿線のグルメ情報や一般ユーザーが参加できるイベントなど活きた掲示板重要だと思いました。

 

■公式キャラクター・ゆるキャラでの投稿

近年では、企業の公式X(Twitter)アカウントにおいて、自社のサービスのイメージキャラクターやゆるキャラを起用し、親しみやすい発信を行っている事例が数多く見受けられます。キャラクターを介した投稿は、企業公式アカウントの堅いイメージを払拭し、フォロワーとの距離を縮める効果が期待できます。
またキャラクターが自ら発信する一人称視点の投稿や、キャラクターを介した対話形式の投稿など、その運用方法は多岐にわたっており、企業ごとに個性豊かな発信が展開されています。

・【公式】チチヤス/チー坊

@chibochichiyasu 2024年7月7日投稿より
広島にある乳製品のメーカー、チチヤス社の主力ヨーグルトブランド、チチヤスの公式X(Twitter)アカウントです。
こちらのアカウントはキャラクター「チー坊」が一人称になる書き出しで運用されています。また同社から発売されている商品の紹介や、ロゴデザインのグッズをネット販売する情報などの投稿も続いています。七夕の日には、チー坊のデザインされたメッセージと画像での投稿でした。キャラクターは商品ファンに認知されているため、視覚的に訴求力のある投稿ができるのは、自社キャラクターのメリットだと思います。

投稿イメージ:チチヤスのチー坊のデザインはシンプルですが完成度も高いため、キャラクターグッズが販売される穂と。こういったキャラクターやロゴを所持している企業はSNS運用担当者としてはうらやましいです。

・フエキ糊工業株式会社

@fueki_official 2024年7月7日
のりや接着剤などの文具メーカー、不易糊工業の公式X(Twitter)アカウントです。
ロングセラー商品であるでんぷん糊の容器デザインで、人気のキャラクター「フエキくん」を起用し、可愛らしい投稿を多く発信しています。フキエくんのぬいぐるみを用いた季節の挨拶や今日は何の日の投稿をしています。
七夕には、七夕飾りを背景にフキエくんぬいぐるみを撮影し、商品の原料である「のり」にちなんだユニークな願い事を添えて投稿をしていました。公式キャラクターのぬいぐるみがある企業であれば、SNSで話題の「(※)ぬい撮り」を取り入れてはいかかでしょうか。

投稿イメージ:フキエ君の昭和レトロを感じさせる商品の容器とキャラクターのデザインはとても可愛らしく、グッズの人気も分かります。

(※)ぬい撮り
>>引用:ORICON NEWS(2018-10-25)_“ぬい撮り”する人の心理とは? 「大人だって“ぬいぐるみ”を愛でたい」自身のアイコン化も
「ぬい撮り」という言葉は、2004年に開設されたmixiのコミュニティ「ぬいぐるみを撮る人々」の掲示板の中で使われ始めたものだという。Twitter、InstagramなどSNSの流行りに変化があっても、「ぬい撮り」の言葉と“ぬいぐるみを主体にして写真を撮る”という文化は、ファンの間でずっと変わらず親しまれてきた。

 

■商材で面白い投稿

画像に工夫を凝らしたり、ゲーム感覚を取り入れたり商材を使ってインパクトのある画像やGIF動画を取り入れた投稿も多く見かけます。斬新なアイディアになるほど、社内承認が得にくい場合もあるので、SNS担当者の方の尽力もかかせない場合があります。

・味の素冷凍食品オンラインストア【公式】

@ffa_ec 2024年7月7日投稿より
冷凍食品メーカー、味の素冷凍食品の商品ブランド「プロテインギョーザ」の情報を配信している公式X(Twitter)アカウントの運用をリニューアルしています。
「#水曜日はプロテインギョーザ」というハッシュタグで、商品の詳細をライトに楽しく伝える定期投稿をしています。一般ユーザーからの投稿(UGC)をリポストして紹介したり、餃子をつかった楽しい投稿が続いています。七夕には、天の川ならぬ餃子の川が流れるユニークなGIF画像で、その画像をタップすると織姫と彦星が出会える演出のものでした。餃子のどんどん流れる画像を、思わず触れてしまう面白い投稿でした。

投稿イメージ:体を鍛えている方向けの商品。X(Twitter)での投稿は、今日は何の日を活用して面白い投稿です。

・ハッピーターン【公式】

@happyturnkameda 2024年7月7日投稿より
米菓・菓子の製造メーカー、ハッピーターンの商品ブランド、ハッピーターンの公式X(Twitter)アカウントです。
同社で製造されている別商品の紹介投稿をリポストしたり、画像や投稿文でフォロワーが楽しめる内容を投稿しています。また、商品のファンには話題になることが多い、ハッピーターンの粉をプレゼントするプレゼントキャンペーンなども実施しています。七夕の日は、ハッピーターンの粉を天の川に模して撮影した画像を投稿していました。この画像が本当の美しい天体写真なのではと思うほどの画像でした。

投稿イメージ:まさかのハッピーターンの粉でここまでアートな夜空を描けるとは。自社商品を活かした最高の投稿です。

・マクドナルド

@McDonaldsJapan
2024年7月7日投稿より(1)
2024年7月7日投稿より(2)
ファーストフードチェーン大手、日本マクドナルドの公式X(Twitter)アカウントです。
季節限定メニューの紹介や、テレビCMと連動したクリエイティブな画像、さらには外部クリエイターによるイラストシリーズなど、バラエティ豊かなコンテンツを日々発信しています。
七夕には、複数の七夕に関連した投稿をしていました。もっと認知度を上げたいというセットメニューの紹介をする短冊の投稿や、商品を短冊にして笹に飾っている写真での投稿は、投稿文も揚げ物のザクザクした食感をダジャレにしたもので投稿しています。

投稿イメージ:マクドナルドはマスメディアとの連携投稿はもちろんですが、SNSに特化した投稿プランも参考にしたいほど大量のアイディアに脱帽です。

 

■短冊に願いを書いて投稿

シンプルに願いを短冊に書いたものを紹介している企業も見受けられます。X(Twitter)を担当する「中の人」の手書きのものや、商品を活用して短冊に願い事を書くなど様々な事例が今年も見られました。

・かどや製油

@kadoya_seiyu 2024年7月7日
ごま油などの食用油の製造販売企業、かどや製油の公式X(Twitter)アカウントです。
商品を使っているレシピの紹介や、商品を使っている料理人を紹介するシリーズ投稿や、一般ユーザーからの投稿(UGC)をリポストして紹介するなどのアクティブサポートを取り入れています。またオリジナルキャラクターの「かどごま」ちゃんの可愛らしい投稿も運用に加えています。七夕当日は、「かどごま」ちゃんの願いを込めた短冊の画像を投稿していました。願い事は、かどやの製品への愛情が感じられる、実際には有り得ないユーモアあふれるものでした。

投稿イメージ:食品アカウントはレシピだけに集中してしいそうなところを、キャラクターの「かどごま」ちゃんを使ったとうこうや中の人が交流している投稿などもあり、食品アカウントの運用の参考にしたいとこるです。

・コクヨのぶんぐ

@kokuyo_st  2024年7月7日投稿より
文房具・オフィス家具製造販売のコクヨの公式X(Twitter)アカウントです。
アクティブサポートを徹底しているアカウントで、ユーザーや文房具の卸会社などの投稿を引用リポストしています。それらの引用リポストでは、商品の投稿に対してのお礼と、さらに詳しい情報が分かるWebサイトへリンクする内容が多く、交流と情報拡散が徹底されています。
また、文房具の種類が豊富なため商品紹介をする投稿も多く、X(Twitter)の投稿による発信で初めて知る商品がたくさんあります。
七夕の投稿では、特殊なインクで文字を書くとブラックライトでしか見えない蛍光クレヨンをご紹介していました。自分の書いた短冊を見られたくない方に見えにくくなるという面白い視点での投稿でした。

投稿イメージ:ノートだけでもたくさんの種類があり、商品が多いことから投稿プランが忙しくなる企業だと思います。商品紹介とプラスアルファの工夫がある投稿が面白く、ためになるなど参考にした運用のアカウントです。

 

■七夕のために準備したクリエイティブ画像で投稿

七夕に特化したクリエイティブを準備して投稿している企業アカウントの紹介です。

・スズキ株式会社・四輪公式アカウント

@suzukicojp  2024年7月7日投稿より
自動車・二輪車メーカー、スズキの公式X(Twitter)アカウントです。
スズキ車の魅力を様々な角度から発信しています。新車種の機能紹介や、お得なサービスのご案内はもちろんのこと、壁紙のデジタルギフトやフォトコンテストの実施など、ファンとのコミュニケーションを深めるためX(Twitter)企画も多数実施しています。七夕の日には、夜空に車の星座を模した画像を投稿しています。その画像の空に浮かぶ車の影は、どの車種かクイズ形式の投稿でした。商品ファンからリプライで回答が投稿されています。

投稿イメージ:「今月もありがとうございました」と毎月締める投稿など定期的なシリーズ投稿などぜひ参考にしたい運用です。

・ガーナチョコレート公式

@ghana_recipe 2024年7月7日投稿より
お菓子メーカー、ロッテの商品ブランド「ガーナチョコレート」の公式X(Twitter)アカウントです。
ガーナチョコレートの新商品情報や、オリジナルレシピ、壁紙などのデジタルギフトをご提供することで、お客様とのコミュニケーションを深めています。また、シリーズ投稿となっている「#妄想ガーナ」では、もしもあったら嬉しくなるような架空の商品を、デザインされた画像とともに投稿しています。
七夕には、この「#妄想ガーナ」で七夕限定の商品を投稿していました。こちらも妄想のため実際には無いのですが、投稿文には、もし本当にあったら欲しい人はリポストするようにと、一般ユーザーにヒアリングしている内容で投稿しています。

投稿イメージ:妄想シリーズでファンの反応が見ることができるという投稿アイディアはSNS運用担当者として本当にうらやましい企画だと思います。こういったシリーズを見出すように尽力したいですね。

 

■素敵な風景・夜景写真で投稿

夜空や夜景の写真が投稿できるのも七夕ならではです。自社サービスに関連したベストショットでメッセージを投稿してみてはいかがでしょうか。

・太平洋フェリー

@taiheiyoferry 2024年7月7日投稿より
日本の海運会社で、苫小牧・仙台・名古屋を運行している太平洋フェリーの公式X(Twitter)アカウントです。
運行状況などの基本情報はもちろん、販売しているオリジナルグッズやフェリー内の施設紹介、就航先の景色の写真での投稿をしています。また、X(Twitter)担当者の「中の人」が、イベントや就航先の様子をレポートする投稿もあり、フェリーでの旅はフォーマルな物だけではなく、カジュアルで楽しいものだと分かりやすい投稿も参考にしたい点です。七夕の日の投稿は、各地の七夕のお祭りを紹介する文章と、船のファンネル(煙突)から甲板を臨む夜空の素敵な写真で投稿をしていました。

投稿イメージ:太平洋フェリーの投稿では船好きにはうれしいカッコイイ写真での投稿があります。これを七夕も投稿しているので、交通機関と観光を担ったているフェリーのブランディングに繋がっているので、企業アカウントはカッコイイ写真での投稿も意味があると思いました。

 

■まとめ_夏の始まりのイベントとして投稿してはいかかでしょうか

・レシピ紹介の場合は早めに投稿しよう。

食品メーカーなどでは、七夕にちなんだレシピを紹介する投稿を見受けます。この場合、事前に投稿することで商品の購入を促す効果が期待できます。

・社内で飾った笹を紹介しよう。

社内で笹飾りや短冊を用意している企業は、その様子を写真に収め投稿することで、企業の身近な一面をアピールできます。働く人々の笑顔や、手書きの短冊が、温かい印象を与えるでしょう。

・願い事の内容を面白味のあるものにするかどうかという悩み。

短冊に書く願い事の内容は、企業によって様々です。ユーモアのある願い事だけでなく、商品のファンやフォロワーの幸せを願うシンプルなメッセージも、多く見られます。大切なのは、企業の想いを伝え、読者に共感してもらうことだと思いました。

当記事に紹介できないほど多くの企業からの七夕の投稿で楽しませていただきました。当記事がX(Twitter)運用の担当者の参考になれば幸いです。

 

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